プロミスVisaカード審査は甘いのか？他のクレジットカードと比較してみた！

プロミスVisaカードは、プロミスのカードローン機能とVisaクレジット機能が1枚になったカードです。

クレジットカードの仕様は三井住友カード（NL）の商品性を引き継いでおり、国内外のVisa加盟店で一般のクレカと同じように使えます。

この記事は、2023年3月27日に新しく発行された「プロミスVisaカード」の特徴や申し込みの流れ、メリットやデメリットについて詳しく説明していきます。

プロミスVisaカードの特徴やメリットデメリット

プロミスVisaカードの基本概要は下記のとおりです。

上記のとおり、プロミスVisaカードはとても便利なカードですが、注意すべきデメリットもあります。

プロミスVisaカードの基本概要

まずは、プロミスVisaカードの基本的なスペックから見ていきましょう。

商品名こそ「プロミス」の名前がつきますが、下記のとおり細かなスペックは三井住友カードが発行するクレジットカードと同じです。

プロミスのカードローンと同じく、18歳から申し込める点がメリットといえます。

プロミスVisaカード公式サイト>>

※カードショッピングのリボ払い・分割払いはカード利用枠の範囲内（ただし、上限100万円）で三井住友カード側が指定
※三井住友カードが発行するクレジットカードを複数枚（VisaとMastercard両方など）持つ場合、カードの利用枠は発行された三井住友カードの総利用枠で判断される

申し込みからクレジットカード受取までの流れ

プロミスVisaカードに申し込むためには、最初にプロミスカードローンへの申し込みが必須です。

「プロミスのカードローンを申し込まずにクレジットカードだけ利用する」といったことはできませんので注意しましょう。

プロミスVisaカードの申し込みからカード受取までの流れは下記のとおりです。

メリット【カードローン一体型なのでキャッシングの利用がバレにくい】

プロミスVisaカードのメリットは、「カードローンの利用がバレにくい」点にあります。

下記はプロミスVisaカードの券面デザインですが、どこにも「プロミス」とは書かれていません。

唯一「ローンカード」と書かれている部分が気になりますが、それでも一見して「キャッシング専用カード」とはわからないため、家族にバレる可能性は低いでしょう。

カード券面（表面）	カード券面（裏面）

また、プロミスVisaカードはクレカとカードローン機能が1枚になったカードですので、キャッシング専用カードを別に持つ必要はありません。

プロミスカードローンでキャッシングする場合、プロミスVisaカードを利用する方法もありますが、カードレスで借りられるスマホATMや振込キャッシングも利用できます。

カードローンの利用では借入れも返済も基本的にカードレスで対応できるため、とくに不便を感じることはないでしょう。

メリット【クレジットカードの利用でポイントが最大12%貯まる】

プロミスVisaカードの２つ目のメリットは「ポイント還元率が高い」点です。

プロミスVisaカードの仕様は三井住友カードと同じで、下記のポイント還元が受けられます。

一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%~1.0%程度ですが、プロミスVisaカードなら最大12%ものポイント還元が受けられます。

ポイント重視の人にはおすすめしたいクレジットカードといえます。

また、プロミスVisaカードは18歳から申し込めるため「学生ポイント」の対象になるユーザーも多いでしょう。

プロミスVisaカードで学生ポイントの対象会員になると、対象のサブスクサービスのカード決済で利用料金200円（税込）ごと最大10%の還元が受けられます。

また携帯料金の支払いなら最大2%、QR決済（LINE Payのチャージ&ペイ）の支払いで最大3%ポイントが還元されるため、お得にポイントが貯められます。

学生ポイントなら、分割払いの手数料も全額ポイント還元されるため、クレジットカードをよく使う学生なら検討してみる価値はありそうです。

プロミスVisaカード公式サイトはこちら>>

メリット【ナンバーレスなので安心安全】

プロミスVisaカードの券面には、署名欄やカード番号・セキュリティコードなど刻印/印刷欄がありません。

クレジットカード番号とセキュリティコードが刻印されたカードの場合、万一悪意がある人に盗み見されるとクレジットカードを悪用されることがあります。

その点、プロミスVisaカードはカード券面に盗み見されるような情報が一切ないため、不正利用のリスクが低いのが大きなメリットといえます。

なお、プロミスVisaカードで万一不正利用に遭ったとしても、下記の補償制度が利用できるため安心です。

デメリット【クレジットカード即日発行ができない】

一方、プロミスVisaカードにはデメリットもあります。

プロミスVisaカードの最大のデメリットは、「クレジットカード即日発行に対応していない」点にあります。

のちほど触れるアコムのクレジットカードは即日発行可能ですが、プロミスVisaカードは郵送でのカード発行が必須となるため、即日発行ができません。

プロミスのカードローンだけなら自動契約機での最短即日発行が可能ですし、カードがなくてもスマホATMや振込キャッシングが利用できます。

ただしクレジットカードの即日発行はできないため、海外旅行や海外出張など急ぎでカードを発行してもらいたいときには、不便さを感じるかもしれません。

デメリット【プロミス会員でないと申し込めない】

一般的なクレジットカードは、クレカ機能だけの申込みに対応していますが、プロミスVisaカードはカードローン契約とあわせたクレジットカード契約が必須となります。

カードローンの契約が完了したあとでないと、クレジットカードの申し込みはできません。

「クレジットカード機能は欲しいけどカードローンは不要」などといった申し込みはできませんので注意が必要です。

もし、クレジットカード機能だけが欲しいなら、プロミスVisaカードではなく通常のVisaクレジットカードを申し込むようにしましょう。

デメリット【キャッシング枠は海外利用時のみ】

プロミスVisaカードにはお金を借りるキャッシング枠が付いていません。

お金を借りるときはカードローン機能を使う仕様になっていますので、一般的なクレカのようにキャッシング枠の設定がないため注意が必要です。

海外旅行など渡航先で現地通貨を引き出すためにクレジットカードのキャッシング機能を使う人がいますが、プロミスVisaカードで海外キャッシングを利用するには別途申し込みが必要です。

手続きをする日や時間帯にもよりますが、海外キャッシング枠を設定してもらうにも時間がかかるケースがありますので、急ぎでカードを発行して欲しいときは注意するようにしましょう。

プロミスのクレジットカード審査で見られるポイント

つぎに、プロミスVisaカードの審査についても詳しくみていきます。

プロミスVisaカードは、プロミスカードローンとは別で審査が実施されます。

それぞれの審査基準は非公開ですが、一般的にクレジットカードの審査でチェックされるポイントは同じです。

利用者の属性（年齢や収入など）

プロミスVisaカードの審査では、カード利用者の属性がチェックされ、スコアリングと呼ばれる採点方式で利用者の信用度が点数化されていきます。

審査通過できる点数は公開されていませんが、スコアリングの結果で点数が低く「信用度が低い」と判断されると、プロミスVisaカードの審査に落ちるケースもあります。

審査でチェックされるおもな属性は、下記のような項目です。

なお、プロミスVisaカードはカードローン契約が前提です。

カードローンの契約には安定した収入が求められるため、本人に収入のない専業主婦やアルバイトをしていない学生などは、プロミスVisaカードも利用できないことになります。

他社クレジットカード利用履歴（信用情報データ）

プロミスVisaカードの審査では、JICCやCICなどの信用情報機関の登録データが照会されます。

信用情報機関には個人の金融取り引きデータが記録されており、過去にカードローンやクレジットカードで滞納していたり債務整理をした事実があったりすると、審査通過は難しくなります。

他社クレジットカードで延滞し、最終的に支払いができずにクレジットカードが強制解約となった履歴が残っていると、プロミスVisaカードの利用は難しいでしょう。

自分の金融取引情報を知りたいなら、下記の本人開示サービスの利用をおすすめします。

三井住友カード社内に残っている過去カード利用履歴

信用情報機関のデータは一部を除き5年で消えますが、プロミスVisaカードの審査では三井住友カードの社内データもチェックされるでしょう。

三井住友カードの社内データとは、信用情報機関への登録データとは別で収集/登録している「三井住友カード独自の保有データ」のことです。

具体的には、三井住友カードが発行しているカード利用履歴や支払い履歴のことを指します。

三井住友カードの社内データ保有期間は不明で、場合によっては長期間残っているケースも考えられます。

もし三井住友カードが発行するカードで延滞したり強制解約になったりと、過去のネガティブな情報が残っている可能性があるなら注意したほうがいいかもしれません。

職場への在籍確認（電話は原則なしだが審査の状況次第では確認あり）

プロミスVisaカードの審査では、利用者の支払い能力をチェックするため、勤務先に関する確認をおこないます。

一般的なカードローンやクレジットカードの審査では電話による職場への在籍確認を実施することがありますが、プロミスVisaカードの審査では原則電話による在籍確認はありません。

ただし、審査の結果次第では電話がかかってくるケースがあるようですので、下記の点に注意しておくようにしましょう。

なお、プロミス公式サイトを見ると「在籍確認の電話をする場合は、三井住友カード名を出すことがある」と書かれていますが、プロミス名を出すことはないようです。

また、最近では確認電話が必要になった場合、事前にまず申込者に同意を得たうえで電話をしてくれるようです。

無断で突然職場に電話がかかってくることはなく、電話がかかってきたとしても個人名か三井住友カード名でかけるとのことですので、職場にバレる可能性は低いでしょう。

Q：申込をしたら、勤務先に電話はかかってきますか？
A：原則、お勤めされていることの確認はお電話では行いません。
ただし、審査の結果によりお電話による確認が必要となる場合がございます。
（ご連絡の際は担当者の個人名もしくは三井住友カード名義でおかけし、プロミス名はお伝えいたしませんのでご安心ください。）
（引用元：プロミス公式サイト）

プロミスVisaカード公式サイトはこちら>>

プロミスVisaカードと他社消費者金融系クレジットカードとの比較

プロミスのような大手消費者金融が扱うクレジットカードは、他社からも発行されています。

では、他社消費者金融系のクレカと比較し、プロミスVisaカードはどんな点が優れていたり劣っていたりするのか詳しく見ていくことにしましょう。

自宅への郵送物を避けたいならアコムのACマスターカードがおすすめ

クレジットカードが自宅に届けられた場合、家族にクレカの契約を知られてしまうことになります。

もし、自宅へのカード郵送を避けたいならプロミスVisaカードよりアコムのACマスターカードがおすすめです。

アコムのACマスターカードもカードローン機能とクレジットカード機能がひとつになったカードで、アコム自動契約機でのカード発行が可能です。

自動契約機がオープンしている9：00~21：00までの間なら、手続き開始からカード発行まで約30分~1時間で郵送なしでカードを発行してもらえます。

海外旅行など急ぎでカードが欲しいときには、おすすめのクレジットカードといえます。

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ポイント還元率重視ならプロミスのVisaクレジットカードが優位

ポイント還元を重視したいなら、プロミスVisaカードがおすすめです。

アコムACマスターカードにはポイント還元がなく0.25%のキャッシュバックサービスがあるだけです。

また、SMBCモビットnextは200円の利用ごとに1ポイントが還元されるため、通常のポイント還元率は0.25%のみとなります。

Tポイント独自のポイント付与サービスはありますが、より多くのポイントを貯めたいなら最大12%還元が可能なプロミスVisaカードがいいでしょう。

クレジットカード即日発行ならACマスターカードか三井住友NLがおすすめ

クレジットカードをすぐにでも発行して欲しいなら、アコムのACマスターカードか三井住友カード（NL）（ナンバーレス）がおすすめです。

アコムのACマスターカードなら自動契約機で即日発行が可能ですし、三井住友カード（NL）なら最短5分でカード番号の発行が可能です。

三井住友カード（NL）なら実物カードが届く前にカード番号がわかるため、Apple Payや Google Payにカード番号を登録すれば、すぐにキャッシュレス決済が利用できるようになります。

ただし、三井住友カード（NL）のカード番号発行可能時間は9：00~19：30です。

夜間や早朝の受付は翌日以降の発行になりますので、その点は覚えておきましょう。

プロミスVisaカードでよくある質問

最後にプロミスVisaカードの入会や利用でよくある質問についても、お答えしていきたいと思います。

Q:プロミスVisaカードのショッピング枠とカードローン枠は別ですか？

プロミスVisaカードはカードローン機能とクレカ機能が一体型になっていますが、それぞれのサービスを扱っているのは別会社ですので利用枠も別々で設定されます。

一般的なクレジットカードでは、設定された利用枠をショッピングとキャッシングで分け合います。

一方、プロミスVisaカードにはキャッシング機能が設定できない（※）ため、利用枠は別々となります。（海外キャッシングサービスは別途申込で利用可）

Q:プロミスカードローンの審査通過してクレカの審査に落ちるケースはありますか？

詳しい審査基準は非公開ですし、実際に審査通過できるかどうかは利用者の属性次第です。

そのため、プロミスのカードローン審査に通過できても、プロミスVisaカードの審査に落ちる可能性はあるでしょう。

ただ、一般的にはカードローン審査よりもクレジットカード審査のほうが通りやすい傾向があります。

プロミスのカードローンでは貸金業法で定められた返済能力の調査が義務付けられていますが、プロミスVisaカードは貸金業法の対象外となるため、別基準での審査が実施されます。

＜貸金業法「第13条返済能力の調査」＞
第十三条　貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。
引用元：貸金業法e-GOV

そのため、プロミスのカードローン審査に通過できたなら、ほとんどのクレジットカード審査に通る可能性は高いでしょう。

Q:支払いは自動でリボ払いになるのですか？

消費者金融カードローン系のクレジットカードのなかには、自動でリボ払い設定になるカードもありますが、プロミスVisaカードは下記の支払い方法が選べます。

Q:プロミスカードローンで延滞するとクレジットカードも利用停止になる？

結論からいうと、両方とも利用停止になる可能性が高いです。

なぜなら、カードローンで延滞してしまうと信用情報機関にネガティブな情報が登録され、クレジットカードの利用にも影響を及ぼしてしまうためです。

カードローンやクレジットカードを運営している会社は、定期的に利用者の与信調査を実施しています。

具体的には定期的に信用情報機関などのデータを照会し、他社利用状況をチェックします。

他社で延滞してしまうと与信審査で「要注意顧客」としてマークされることもありますので、くれぐれもカードローン・クレジットカードともに延滞しないよう心がけましょう。

Q:プロミスVisaカードで付いたVポイントの使い道は？

Ｖポイントは下記のような使い方ができます。

ただし、Ｖポイントには有効期限がありますので、使い忘れがないよう注意しましょう。

Q:スマートフォンアプリ「Vポイント」の残高に有効期限はありますか？
A:はい。スマートフォンアプリ「Vポイント」の残高には有効期限があり、アプリのホーム画面右上の「カード」アイコンをタップすると確認できます。
なお、有効期限はアプリの初回登録から5年間ですが、以下2点の条件を満たすことで自動的に更新されます。
【有効期限が自動的に更新される条件】
①有効期限月を含む12カ月前から有効期限前月の25日までにご利用もしくはチャージしていること。
②本人確認が完了していること
引用元：三井住友カード公式サイト

プロミスVisaカード審査のまとめ

プロミスVisaカードは、2023年3月27日サービス開始された注目のクレジットカードです。

消費者金融カードローン大手のプロミスが発行するクレジットカードだけあって、カードローン機能とクレジットカード機能が1枚で使えるのはプロミスVisaカードならではのメリットといえます。

ただし、カードローンとクレカの審査過程が別々だったり即日発行ができなかったりする点には注意が必要です。

プロミスVisaカードの申し込みには運転免許証などの書類も必要ですので、事前に申込条件などを確認し、必要書類はあらかじめ用意しておくようにしましょう。

プロミスVisaカード公式サイト>>