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個人間融資は危険?アプリや掲示板での借入をおすすめしない理由

個人間融資 お金の知識
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TwitterなどのSNSを見ていると「個人間融資します」いったメッセージで、融資を持ち掛ける投稿をよく見かけます。

消費者金融などで審査に落ち続けてしまうと、どうしても貸金業者やクレジットカードではなく、安易に借りられそうな個人間融資などに頼りがちです。

しかし、個人間融資は危険が多く利用するべきではありません。この記事では個人間融資の違法性とリスクについて、徹底解説します。

この記事のPOINT・個人間融資はなぜ違法なのか?
・実際にSNSなどで書き込まれている個人間融資の例
・個人間融資の被害例
・どうしてもお金が借りられないときの対策

この記事を書いた人

嶋 拓人

過去にアコム、三井住友銀行カードローン、レイクなどから500万円借りた経験あり。また、自身が保証人になったことから個人再生をし、再起した経験を持つ。その際に身につけた知識と経験を基に、お金に関するWEBライターをしている。現在FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)を勉強中。

この記事の監修者

木山浩二

国家資格の第1回貸金業務取扱主任者試験合格。中堅消費者金融に約15年勤務し、入社後約7年で大型店の店長となる。融資受付から審査の決裁、延滞管理まですべて行う。弁護士との任意整理交渉、特定調停、個人再生、破産、過払い金返還請求などの債務整理業務や、債権者からの貸金訴訟、支払い督促、強制執行(動産・不動産)も経験済み。現在はFPの知識を深め、お金に関するWEBメディア制作を行っている。

  1. 個人間融資で借入をしてはいけない理由とは?
    1. 個人間融資で利益を得ているなら貸金業法違反
      1. 当サイト人気の正規金融会社はこちら
    2. 個人間融資は出資法に違反する高金利の融資です!
    3. 個人間融資はヤミ金が個人を装っているケースがほとんど
  2. 個人間融資アプリの実態「成功例はない!」
    1. 実態例1.ブラックや他社断られた方でも融資します!
    2. 実態例2.身分証不要でOK
      1. 事例①「身体の関係を求めてくる」
      2. 事例②「面談したときに身分証の提示を求められる」
    3. 実態例3.誰でも融資します!10日返済の危険性
      1. 10日サイクル事例①「返済を受け付けてくれない」
      2. 10日サイクル事例②「利息以外に手数料を取られる」
    4. 個人間融資掲示板レンタルキャッシュのリスク
    5. 個人間融資掲示板ライフネットジャパンは信用できる?
    6. 個人間融資掲示板マロンツリーとは?
  3. 個人間融資の掲示板を使用した被害例を紹介
    1. 手渡しでお金を融資すると誘われて性的被害に(ひととき融資)
    2. 個人情報だけを抜き取られ融資されない
    3. 口座売買や飛ばし携帯の勧誘をされた
    4. 個人間融資を滞納したら職場や実家に取り立てが来た
  4. 個人間融資しか借りられない人へのアドバイス
    1. 少額なら中小消費者金融で借りられる場合も
    2. 生活困窮者が無利息で借りられる緊急小口資金
    3. 返済できない借金に困っているなら債務整理
  5. 個人間融資は危険?まとめ

個人間融資で借入をしてはいけない理由とは?

個人間融資
個人間融資がすべて違法かというと、実はそうではありません。

事実、知人や兄弟などから個人的にお金を借りる場合も「個人間融資」ですし、そこに違法性はありません。

ただ、SNSやインターネット上に溢れている「個人間融資」は、法律違反に問われる可能性があります。

「お金を貸す・借りる」行為そのものに違法性がなかったとしても、投稿者が別の犯罪目的でメッセージを書き込んでいる例もあります。

まずは、個人間融資がなぜ違法なのか、その理由から見ていきます。

個人間融資で利益を得ているなら貸金業法違反

個人間融資を利用してはいけないひとつめの理由は、「個人間融資は貸金業法違反に該当する」点があげられます。

個人間融資は、一見すると「ボランティア」でお金を貸してくれそうに見えるかもしれません。

しかし、実態はボランティアなどではなく、ほとんどがヤミ金業者などの違法業者が個人を装って融資をしています。

下記は、貸金業法の一部を抜粋したものです。

この中に書かれているとおり、金銭の貸付けを業(商売)としておこなう場合は、都道府県に貸金業登録を済ませる必要があります。

個人間融資をしている人や業者は、貸金業登録をしていない業者ばかりです。

したがって、個人間融資をしている人は法律違反をおかしていることになりますし、法律を守るつもりのない業者から融資を受ける場合、そこにはリスクしかありません。

【貸金業法一部抜粋】
第二条 この法律において「貸金業」とは、金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介(手形の割引、売渡担保その他これらに類する方法によってする金銭の交付又は当該方法によってする金銭の授受の媒介を含む。以下これらを総称して単に「貸付け」という。)で業として行うものをいう。ただし、次に掲げるものを除く。
一 国又は地方公共団体が行うもの
二 貸付けを業として行うにつき他の法律に特別の規定のある者が行うもの
三 物品の売買、運送、保管又は売買の媒介を業とする者がその取引に付随して行うもの
(登録)
第三条 貸金業を営もうとする者は、二以上の都道府県の区域内に営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあっては内閣総理大臣の、一の都道府県の区域内にのみ営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあっては当該営業所又は事務所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。

個人間融資については、下記の金融庁公式サイトにも情報がありますので、こちらもご覧ください。

参考◆金融庁公式サイト SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!
SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!:金融庁

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個人間融資は出資法に違反する高金利の融資です!

個人間融資の金利は違法
個人間融資の違法性を証明する二つ目のポイントは、「違法な金利」です。

お金を貸すときの金利は、以下2つの法律に準拠しなければいけません。

・貸金業者の場合…利息制限法
・個人がお金を貸す場合…出資法(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)

利息制限法と出資法の上限金利は、以下のルールになっています。

利息制限法と出資法の上限金利※年率
法律/借入金額 10万円未満 10万円以上100万円未満 100万円以上
利息制限法 年20.0% 年18.0% 年15.0%
出資法 109.5%

個人間融資でよく提示される金利は、「1ヶ月10%」「10日で5%」といった、一見低く見える金利です。

1ヶ月10%と聞くと「10万円を借りて1万円ならなんとか返済できそう」と思うでしょう。

しかし、10%の金利はあくまでも1ヶ月間に適用されるものです。

返済できない期間が続くと、2ヶ月目には元金10万円+利息1万円=11万円に10%の金利がかさんできます。

年率で見ると、120%の金利手数料が請求されることになります。

たとえ、先方が「あくまでも個人間の融資」と主張してきても、年率120%の金利は出資法の上限(年109.5%)を超える金利です。

出資法には罰則規定があり、法律を無視して融資している人や業者は、違法と知りながらお金を貸しているのです。

ちなみに、違法業者は見た目の利息を低く見せるため、金利以外に「手数料名目」でお金を請求してくることがあります。

一見金利ではないため合法のように見えますが、法律上は手数料も実質的な「金利」とみなされます。

手数料と金利を合算し、法律で決められた上限を超えていたら、その貸金行為は違法です。

個人間融資はヤミ金が個人を装っているケースがほとんど

個人間融資をしている人の「実態」にも注意が必要です。

SNSを見ると、あくまでも個人が融資しているように見えますが、裏にいるのは闇金やソフトヤミ金です。

闇金は、暴力団の資金源になっていることも多く、利用してしまうと法外な利息を取られたり、暴力的な取り立てにあうこともあります。

いまから10年以上前に貸金業法の規制や総量規制(借入は年収の三分の一まで)が厳しく実施され、正規の貸金業者から借りられなくなったユーザーのなかには、闇金を利用するケースも見られました。

しかし、闇金の法外な利息や強硬な取り立てが社会問題化し取り締まりが強化されたため、現在のヤミ金融は、個人間融資を装うなど違ったかたちで営業するようになっています。

参考◆国民生活センター公式サイト SNSなどを通じた「個人間融資」で見知らぬ相手から借入をするのはやめましょう!
SNSなどを通じた「個人間融資」で見知らぬ相手から借入れをするのはやめましょう!(発表情報)_国民生活センター

個人間融資アプリの実態「成功例はない!」

個人間融資 アプリ
ここで、実際に個人間融資がSNSでどのように勧誘されているのか、そしてその勧誘にはどんなリスクがあるのか詳しく解説していきます。

個人間融資の掲示板を見ると、「ブラックでもOK」「誰でもお金貸します」といったメッセージをよくみかけます。

その言葉は親切にも見えます。

しかし冷静に考えると、ブラックリストに載っているような返済見込みのない人に、親切でお金を貸す人はいないでしょう。

見ず知らずの人が書き込む親切な言葉の裏には、「絶対にリスクが潜んでいる」と考えるべきなのです。

実態例1.ブラックや他社断られた方でも融資します!

Twitterを見ると、実際に以下のような書き込みがありました。

個人間融資 ツイッター画像

実際のところ、Twitterには「ブラックOK」「専業主婦でも融資します」といった文言が書き込まれています。

過去に他社で延滞していたり債務整理の履歴がある人は、正規の貸金業者からの借入は難しいでしょう。

しかし、他社で借りられないからといって、個人間融資に手を出すのは危険です。

金融事故を起こした人にでも融資する本当の意図は、別のところにあります。

たとえば「お金を貸す代わりに性的な関係を求める」「口座売買など別の犯罪に誘導する」といったケースです。

「慈善事業で親切にお金を貸してくれる人はいない」と考え、個人間融資には手を出さないのが賢明です。

実態例2.身分証不要でOK

身分証不要で融資可能?
さきほどのTwitterでもありましたが、個人間融資ではよく「身分証不要で貸します」との書き込みを目にします。

お金を借りる側からすると、「運転免許証やパスポートなどの個人情報を提示しないので安心」と思うかもしれません。

しかし、この「身分証不要」の言葉を鵜のみにして融資に応じると、危険な目に遭うことがあります。

身分証不要でお金を貸すケースのほとんどは、「実際の対面融資」がおこなわれます。

では、実際に対面して融資を受ける場合、どんなリスクが潜んでいるのでしょうか。

たとえば以下のようなケースが考えられます。

事例①「身体の関係を求めてくる」

お金を貸すかわりに、利息のかわりとして身体の関係を求められるケースがあります。

つまりお金に困っている側の弱みにつけ込む卑劣な行為です。

身体の関係をもったうえで融資をしてくれるならまだしも、なかには融資もされずに逃げられるケースもあります。

事例②「面談したときに身分証の提示を求められる」

SNS上では身分証不要と言っておきながら、実際に会ってみると「運転免許証やパスポート」「実家の住所」などを聞きだされることもあります。

SNSでつながっている状態ではなく、実際に会って身分証の提示を求められると断れない心理を逆に利用した手口です。

身分証を提示してしまうと、個人情報が闇金で売り買いされるリスクが発生します。

以上の理由から、「身分証不要で貸します」などのメッセージを見ても、絶対にアクセスしてはいけません。

実態例3.誰でも融資します!10日返済の危険性

10日返済サイクルの危険性
10日サイクルと聞くと、「サッと借りれてすぐに返済すれば利息も安くつく」と思うでしょう。

事実、10万円を10日で10%の金利手数料で借りた場合、10日後には11万円を返せばいいので負担は少ないように見えます。

しかし、「10日で返済できる」との書き込みには、以下のようなリスクが潜んでいます。

10日サイクル事例①「返済を受け付けてくれない」

10日経過して返済しようとすると、「それほど急がなくていいですよ」と返済を拒んでくることがあります。

個人間融資の意図は「利息を貪り取ること」です。無理やりにでも返済を長引かせて、利息がかさんでいくように誘導します。

その結果「10万円を借りて気がついたら借金が100万円になっていた」事例もよく聞く話です。

10日サイクル事例②「利息以外に手数料を取られる」

10万円を借りて10日後に1万円は、あくまでも利息だけの話しです。個人間融資を装う闇金は、利息以外にも手数料を請求してきます。

たとえば、「10万円の融資で手数料5,000円」が請求された場合、結局のところは元金以外に15,000円を支払う計算になります。

利息と手数料を合算すると、実に10日で15%もの余計なお金を支払うことになります。

個人間融資掲示板レンタルキャッシュのリスク

レンタルキャッシュ
個人間融資の「レンタルキャッシュ」とは、お金を借りたい人と融資をしてもいい人とをつなげる、マッチングサイトです。

レンタルキャッシュの公式サイトには、サイトの仕組みや注意点について以下の内容が書かれています。

レンタルキャッシュの注意書き◆「融資しますよ」の書き込みは違法である
貸金業法に違反するので「お金を貸します」と堂々と書かれている情報は危険。レンタルキャッシュではこの類の書き込みを禁止している◆「詐欺に注意」
手数料を先に振込むように言われ、その後融資されないケースや、アダルト関連の仕事を勧誘されたなどの事例があるので注意するように

◆「融資を条件に別の要求をしてくる場合も注意」
電子マネーを先に送らせる、レターパックで手数料を送らせるなど、実際には融資をしないのに別の要求を先に出して融資を期待させる行為が横行している

上記のような注意喚起があるため、一見するとレンタルキャッシュの利用は問題ないように見えます。

しかし、問題は「レンタルキャッシュは個人間のメールのやりとりには関与しない」点にあります。

掲示板には、投稿者のメールアドレスが開示されますので、それを見た闇金などは直接連絡を取ってきます。

事実、以下のヤフー知恵袋にもあるように、闇金から連絡がきて「犯罪目的で使うための携帯を用意するよう」求められるケースもあるでしょう。

ヤフー知恵袋
質問:ブラックで借入出来ず、レンタルキャッシュという融資掲示板に書き込みしました。それを見た方から、メールがきて、内容文は特別融資とありました。(中略)審査後、電話があり、キャッシング枠が無理なので、唯一出来るのが、携帯だと言われました。最寄りのエディオンで、au、iPhone11プロを2台新規契約して下さい、終わったらSIMカード抜いて、ローソン、ゆうパック着払いで、東京都台東区のサファリという名前の会社に送ってください。終わったら、身分証、送り状をFAXして下さい。(中略)家に帰宅後に電話番号調べたら、ヤミ金となってました。どうしたら良いのか、アドバイス願います。

回答:おそらく携帯の転売だと思われます。転売で多額の金額を入手し、そこから、幾らか支払うみたいな感じでしょう。(後略)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14219405129?__ysp=44Os44Oz44K%2F44Or44Kt44Oj44OD44K344Ol5o6y56S65p2%2F

以上のリスクを考えると、事前に注意喚起がされているレンタルキャッシュのようなサイトでも、利用しないほうが無難といえます。

個人間融資掲示板ライフネットジャパンは信用できる?

ライフネットジャパン 個人間融資掲示板
ライフネットジャパンも、個人間融資を仲介するサイトのひとつです。

ライフネットジャパンは、さきほどのレンタルキャッシュとは違い承認制の投稿となっています。

そのため、詐欺や事件の被害に遭う可能性は低いかもしれません。

ただ、事前の登録制であったとしても、結局のところ連絡してくるのが闇金だったとしたらリスクは同じです。

ヤフー知恵袋にもライフネットジャパンに関する書き込みがありましたので、こちらも参考にご覧いただければと思います。

ヤフー知恵袋
質問:ネットの個人間融資の掲示板について。初めてさっきチラッと見たのですがライフネットジャパンというサイトは、実態は闇金とか業者も掲載してるのでしょうか?ほぼ債務整理、ブラック可みたいなので。ただ仕事してない方には貸さないようですが。

回答:大抵Mailや電話は闇金や詐欺業者です。融通が効く闇金~悪質な闇金まで様々。
融通が効く闇金、審査の際に在籍確認は明細でもいい、緊急連絡先も無しでも可、手数料は少ない※支払い日も希望通り。融通が効く闇金でも金利は30%前後 利息は高い。※収入が入る10日前後ぐらいなら希望通りになる所が有り。基本は7日後か10日後の返済。
自分が借りた所は20,000融資 ※手数料として1000円を引いた金額振込(※手数料3000~5000円が相場)希望日に28000円の返済で双方了承

1番優秀な闇金はこんな感じ。この1件だけ頼ってますが、他の闇金から話を聞いたりしましたが、大概2万円融資(利息30%)の場合、2万円-手数料3000円-利息6000円を引いた額1万1千円の振込。返済日 7日(利子25%)か10日(利息30%)のどちらか。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12209301387?__ysp=44Op44Kk44OV44ON44OD44OI44K444Oj44OR44Oz44CA5o6y56S65p2%2F

個人間融資掲示板マロンツリーとは?

マロンツリー
マロンツリーは、お金を借りたい側ではなく、融資したい側が書き込む掲示板です。

マロンツリーの公式サイトと見ると、「被害にあった場合はクレーム掲示板で公開します」と書かれています。

そのため、表だった詐欺行為などに遭うリスクは低いのかもしれません。

ただ、マロンツリーの利用方法は以下のとおり「直接交渉」がルールです。

しかも、公式サイトには「当人同士でトラブルがあっても、当サイトは責任をもちません」と明確に書かれています。

逆に考えると、融資をする側との直接交渉でトラブルに遭うケースは0ではないといえます。

マロンツリーの利用の流れ

マロンツリー借入の流れ

ちなみに、上記でご紹介した「レンタルキャッシュ」「ライフネットジャパン」「マロンツリー」の3つのサイトを見ても、運営者情報が記載されていません。

トラブルがあったとしても連絡先もわかりませんので、やはり個人間で金銭の貸し借りをするのはやめたほうがいいでしょう。

個人間融資の掲示板を使用した被害例を紹介

個人間融資掲示板の被害例
個人間融資を利用したばっかりに、詐欺の被害にあうことも実際に起きています。

上記で触れた実例を詳しくご紹介し、どのような被害にあうケースがあるのか詳しく見ていくことにしましょう。

手渡しでお金を融資すると誘われて性的被害に(ひととき融資)

個人間融資で頻繁に発生しているのが、「ひととき融資」と呼ばれる被害です。

「ひととき」、つまりお金を貸す代わりに、その場限りの性的な関係を求められる被害例です。

お金を借りる側は、藁をもすがる気持ちで融資をしてくれる人に頼ります。

お金を貸す方が、その気持ちを利用して性的な要求をするケースが頻繁に報道されています。

「身分証が不要だからと言われ、実際に会ってみたら急にはなしが変わっていた」といった事態にならないよう、見ず知らずの人からお金を借りるのはやめたほうがいいでしょう。

参考・朝日新聞デジタル「個人間融資に注意 性行為求めるケースも」
URL:https://www.asahi.com/articles/ASN5R5R2CN5QPTIL01T.html・産経新聞「SNSで拡散「個人間融資」全裸写真担保に苛烈取り立て」
URL:https://www.sankei.com/article/20201110-DERGQ6ICFJMMJHLMR4WWLVUYBM/

個人情報だけを抜き取られ融資されない

「先に運転免許証やパスポートを写真に撮って送ってください」と言われた場合も要注意です。

とくに顔写真付きの身分証明書を送ってしまうと、写真などがネット上にばらまかれるリスクもあり、「身分証明書を公開する」と脅されたうえで、別の犯罪に加担するように誘われる場合もあります。

具体的には、振り込め詐欺の「受け子」や「出し子」の依頼を受けるといったケースです。

「お金を借りたいだけなのに、犯罪に加担してしまった」といった事態を避けるためにも、正規の貸金業者以外から借りるのは避けるようにしましょう。

口座売買や飛ばし携帯の勧誘をされた

口座転売
さきほどのヤフー知恵袋にもありましたが、「お金は貸せないが〇〇の方法なら稼げますよ」と、個人間融資を装って犯罪の誘いをしてくるケースもあります。

たとえば、以下のようなパターンです。

【犯罪の勧誘例】
・事例①「融資枠がいっぱいになったので融資はできませんが、お持ちの不要口座があれば3万円で買い取ります」
・事例②「融資はできないのですが、お近くの携帯ショップに言って携帯を契約してくれたら、3万円支払います」

上記のような誘いにのってしまうと。振り込め詐欺の入金用に使う口座や、連絡用に使うための「とばし携帯」に加担してしまい、犯罪をおかすことになります。

安易な気持ちで個人間融資に近づくと、思わぬ落とし穴が待っていますので、絶対に利用してはいけません。

個人間融資を滞納したら職場や実家に取り立てが来た

無事に融資が受けられたとしても、万一滞納してしまうと、高圧的な取り立てを受けるケースがあります。

たとえば、実家に取り立てに来たり、職場に大勢で押しかけてきて嫌がらせをする場合もあります。

闇金によっては、ピザや鮨を100人分頼んで届けたり、いたずら電話を職場に何百回もかけたりするなど、執拗に取り立てる事例が報告されています。

本来、貸金業法では高圧的な取り立ては禁止されています。

【貸金業法第21条 取立て行為の規制】
貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
(引用元:貸金業法

そもそも闇金業者などは法律を守るつもりがありませんし、貸金業登録もしていませんから違反行為とわかりながらでも必ず貸したお金は回収に来ます。

家族や職場に迷惑をかけたくないなら、かならず正規のところから融資を受けるようにしましょう。

個人間融資しか借りられない人へのアドバイス

個人間融資借りれない人
最後に、個人間融資に頼らざるを得ないほどお金に困っている人に向けて、緊急時にお金を借りる方法をいくつかご紹介します。

いまからご紹介する方法は、いずれも合法的な内容ばかりです。

利用しても法外な取り立てにあうこともありませんし、制度によっては一定期間返済を猶予してくれる場合もあります。

少額なら中小消費者金融で借りられる場合も

大手消費者金融カードローンから借りられない場合でも、少額なら中小消費者金融で借りられる場合があります。

大手と中小消費者金融の、基本的な審査基準は同じです。

したがって、信用情報機関にネガティブな情報がある人の場合、ともに審査通過は難しいでしょう。

ただ、信用情報機関にキズがない場合、大手消費者金融の審査に落ちても中小消費者金融の審査はパスできるケースがあります。

中小消費者金融は、大手よりも柔軟な審査をしてくれます。

たとえば、専業主婦は大手では借りられませんが、中小消費者金融のなかには「配偶者貸付制度」を利用し、専業主婦でも融資が受けられる場合があります。

また、融資額を10万円未満に設定して上限金利を年20.0%と高くし、多少リスクがあるような人でも融資をしてくれるケースもあるでしょう。

下記でご紹介するフクホーも、中小消費者金融のひとつですので、利用条件など参考までにご覧いただければと思います。

監修者
監修者

一部の中小消費者金融は過去に債務整理や自己破産をした人でも、今借金がなければ融資をしてくれる業者がいます。現在延滞中や債務整理中の人は中小消費者金融でも借りることはほぼ不可能でしょう。

生活困窮者が無利息で借りられる緊急小口資金

「病気などで仕事に就けない」「高齢で仕事がない」などの理由でお金がないなら、福祉協議会が取り扱う緊急小口資金が利用できます。

緊急小口資金は、一時的に働けなくなった人や、高齢や障害が原因で収入が途絶えた人を救済するために設けられた制度です。

融資額は10万円で、2ヶ月間の返済猶予期間があります。

無利子、無保証で融資が受けられる制度です。詳しくは、下記の全国福祉協議会公式サイトをご覧ください。

参考◆全国社会福祉協議会「生活福祉資金」
生活福祉資金|全国社会福祉協議会

返済できない借金に困っているなら債務整理

すでに借金を抱えていて返済に苦しんでいるなら、思い切って債務整理をしてみる方法もあります。

リスクのある個人間融資に頼っても、結局は借りたお金を返済しなくてはいけません。

借金減額する債務整理には、おもに以下3つの方法があります。

任意整理 未来に発生する利息を減免してもらい、3年以内で分割返済する方法
自己破産 破産宣告をうけて免責決定がおりれば、借金の返済義務はなし。
ただし、不動産や預貯金などは一定額以上処分する必要がある
個人再生 借金を1/5(または最大1/10)に減免後、3年(最長5年)で返済する方法。
任意整理とは違い裁判所の決定に従う必要がある

もし、債務整理に必要な費用を捻出できないなら、法テラス(国の制度)を使って費用を立て替えてもらい、後々分割で返済する方法もあります。

個人間融資は危険?まとめ

今回お伝えしたように、個人間融資は一見すると「親切にお金を貸してくれる人」に見えるでしょう。

しかし、実際には個人間融資の掲示板を書き込んでいるのは、違法な闇金やソフトヤミ金の可能性が高いこともご理解いただけたかと思います。

お金に切羽つまっている状況もわかりますが、違法な業者からお金を借りると、犯罪に加担してしまうこともあり注意が必要です。

お金に困っていても個人間融資には手を出さず、大手消費者金融や公的融資など健全な融資先を見つけて、安心安全なところから融資を受けることをおすすめします。

この記事を書いた人

嶋 拓人

過去にアコム、三井住友銀行カードローン、レイクなどから500万円借りた経験あり。また、自身が保証人になったことから個人再生をし、再起した経験を持つ。その際に身につけた知識と経験を基に、お金に関するWEBライターをしている。現在FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)を勉強中。

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