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おまとめローンおすすめに審査甘いはあるのか?銀行・消費者金融含めて解説!

おまとめローンおすすめ 審査 カードローン
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複数の消費者金融からお金を借りてしまうと、返済日もバラバラで管理も難しく、金利手数料の負担も大きくのしかかってきます。

そんなときに検討したいのが「おまとめローン」です。

おまとめローンを利用すれば、複数の借入を一つ(一本化)にまとめることができ、金利(利息)のダウンも望めます。また、支払日もひとつにまとめられますので、精神的にも楽になれれるかもしれません。

ただ、おまとめローンの種類は数多くあり、どのカードローンに申し込んでいいのか迷うケースも多いでしょう。

同じ申込するなら、審査に通りやすいおまとめローンを選ぶことも大切なポイントです(審査が甘いという意味ではありません)。

この記事では、おまとめローンの審査難易度や、銀行・消費者金融別でおすすめできるおまとめローンについて、どのサイトよりも徹底的に解説していきます。

この記事を書いた人

嶋 拓人

過去にアコム、三井住友銀行カードローン、レイクなどから500万円借りた経験あり。また、自身が保証人になったことから個人再生をし、再起した経験を持つ。その際に身につけた知識と経験を基に、お金に関するWEBライターをしている。現在FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)を勉強中。

この記事の監修者

木山浩二

国家資格の第1回貸金業務取扱主任者試験合格。中堅消費者金融に約15年勤務し、入社後約7年で大型店の店長となる。融資受付から審査の決裁、延滞管理まですべて行う。弁護士との任意整理交渉、特定調停、個人再生、破産、過払い金返還請求などの債務整理業務や、債権者からの貸金訴訟、支払い督促、強制執行(動産・不動産)も経験済み。現在はFPの知識を深め、お金に関するWEBメディア制作を行っている。

  1. おすすめのおまとめローンの選び方アドバイス
    1. おまとめローン審査通過の可能性(通りやすさ)で選ぶ
    2. 金利手数料で選ぶ
    3. 借入条件や返済方法で選ぶ
    4. おまとめローンか借り換えローンかで選ぶ
    5. おまとめローン審査で選ぶおすすめならここ!
  2. おまとめローン審査は甘くない!
    1. 銀行のおまとめローン審査が厳しい理由
    2. 消費者金融おまとめローン審査も甘くはない
    3. おまとめローン審査で見られるチェックポイントを解説
      1. ①返済能力※現在借り過ぎている場合は要注意
      2. ②延滞履歴
      3. ③勤続年数や自宅情報などの属性
      4. ④債務整理の履歴
      5. ⑤金融機関やローン会社に残る社内データも要注意
  3. 2022年最新!地域別「銀行おまとめローンおすすめ3選」
    1. ネット銀行系のおまとめローン
      1. 住信SBIネット銀行フリーローン
      2. paypay銀行カードローン
    2. 関東地方の銀行おまとめローン
      1. 横浜銀行カードローン
      2. 栃木銀行おまとめローン「スッキリ」
      3. 筑波銀行おまとめフリーローン
    3. 中部地方の銀行おまとめローン
      1. 愛知銀行フリーローン「きずき愛」
      2. 名古屋銀行フリーローン
      3. 十六銀行フリーローン「ミライエール」
    4. 関西地方の銀行おまとめローン
      1. 京都銀行京銀フリーローン
      2. 池田泉州銀行のおまとめローン(フリーローン)
      3. 関西みらい銀行フリーローン
    5. 九州四国地方のおまとめローン
      1. 肥後銀行おまとめローン
      2. 鹿児島銀行かぎんローンF
      3. 十八親和銀行おまとめフリーローンナイスカバー
  4. 2022年最新!消費者金融系おまとめローンおすすめ4選
    1. 大手消費者金融系おまとめローン
      1. プロミスのおまとめローン
      2. アイフルのおまとめローン
      3. 新生パーソナルローンのおまとめローン
    2. 中小消費者金融系おまとめローン審査は甘い?
      1. 「キャネット」のおまとめローン
      2. 「いつも」のおまとめローン
      3. 「エニー」のおまとめローン
      4. 「日専連ベネフル」のおまとめローンプレミオ
  5. 実体験!おまとめローン審査通過率アップ5つのコツ
    1. ①おまとめローン申込まで他社で延滞しない
    2. ②現在利用中の金融機関が扱うおまとめローンに申し込む
    3. ③キャンペーン期間を狙って申し込む
    4. ④他社おまとめローンと比較していることを伝える
    5. ⑤申込情報は正確に申告する
  6. おまとめローン利用時の注意点を解説
    1. 返済専用ローンは追加借入れできない
    2. 消費者金融系おまとめローンは総量規制に注意!
    3. 銀行のおまとめローン審査は厳しくなっている
    4. 銀行カードローンの保証会社に注意
    5. 借り換え元のローン返済方法は2種類
    6. おまとめローンを装った闇金に注意
  7. おまとめローン審査に通らない(審査落ち)時の対処法とは
    1. ①増額相談して金利を下げてもらう
    2. ②毎月の返済額を減らしてもらう
    3. ③任意整理などの債務整理を検討する
  8. おまとめローンおすすめのまとめ

おすすめのおまとめローンの選び方アドバイス

おまとめローンおすすめの選び方
まずはじめに、数あるおまとめローンから自分にあったローンを選ぶ場合のポイントについてお伝えします。

細かな利用条件はおまとめローンの商品別で異なりますが、主に以下のポイントをよくチェックして選ぶといいでしょう。

おまとめローン選びのポイント
  1. 審査通過の可能性で選ぶ→審査に通りやすいローンがおすすめ
  2. 金利手数料で選ぶ→金利手数料が低いローンを選ぶ
  3. 借入れ条件や返済方法で選ぶ→利用できる人の条件が厳しくないローンを選ぶ
  4. おまとめローンの種類で選ぶ→追加借入れができるローンかどうか…など

おまとめローン審査通過の可能性(通りやすさ)で選ぶ

おまとめローンに申し込む場合、「審査難易度」は非常に気になるポイントです。

ただ、どのおまとめローンに申し込んだとしても、「審査が甘い」ということは決してありません。金融機関や消費者金融は、慈善事業でお金を貸しているわけではありませんから、審査を甘くして返済能力が低い人に融資をすることはありません。

とはいえ、以下の表の通りおまとめローンの種類によっては、審査難易度は変わってきます。

一般的には、金利手数料が高い消費者金融のおまとめローンよりも、金利手数料が低い銀行おまとめローンの審査のほうが厳しい傾向があります。

おまとめローンの種類 審査難易度(★が多いほど厳しい)
ろうきんや農協のおまとめローン ★★★★
銀行や信用金庫のおまとめローン ★★★
大手消費者金融のおまとめローン ★★
中小消費者金融のおまとめローン

金利手数料で選ぶ

金利手数料(利率)も、おまとめローン選びの大切なポイントです。

一般的に、他社借入をおまとめローンで一本化すると、年2%~6%前後金利は下がります。

しかし、おまとめローンによっては一本化しても金利が下がらず、返済負担がそれほど変わらないケースもあります。

長期で返済することを考えると、少しでも金利が低いローンを選ぶようにしましょう。

おまとめローン種類別/金利手数料の違い
おまとめローンの種類 金利
銀行・ろうきん・農協のおまとめローン 年1.5%~16.0%前後
大手消費者金融のおまとめローン 年3.0%~18.0%前後
中小消費者金融のおまとめローン 年5.0%~18.0%前後

借入条件や返済方法で選ぶ

おまとめローンでお金を借りるには、銀行や消費者金融が定めた「申込み条件」をクリアしている必要があります。

おまとめローンを利用するには、「20歳以上で安定した収入があること」が必須条件となり、おまとめローンによっては利用できるエリアが限定されている場合もあります。

申し込む前には、公式サイトをよく確認し、利用条件にマッチしているかどうかをチェックしてあら申し込むようにしましょう。

おまとめローンか借り換えローンかで選ぶ

一般的におまとめローンと言われるローンには、「おまとめローン」と「借り換えローン」の2種類があります。

それぞれ、複数の借入を一本化できるローンに変わりはないのですが、追加借入ができるかどうかや、借換元ローンの返済方法などが変わってきます。

おまとめローンと借り換えローンの違い
おまとめローン 借り換えローン
他社借入のおまとめ 利用可 利用可
金利ダウンが望めるか 金利ダウンの可能性有 金利ダウンの可能性有
借り換え元の返済 強制的に返済される 自主的に返済する
追加借入 できない場合が多い できる

消費者金融借り換えに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。消費者金融から銀行やろうきんに借り換えしたい人はぜひご覧ください。

おまとめローン審査で選ぶおすすめならここ!

横浜銀行カードローン
横浜銀行カードローン 金利 年1.5~14.6%(変動金利)
お借入限度額 10万円~1,000万円(10万円単位)
審査時間 最短即日
融資時間 最短即日

神奈川県、東京都、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市のみ)に居住またはお勤めの方は、横浜銀行カードローンがおすすめです。金利年1.5~14.6%(変動金利)で他社借り換えやおまとめローンとしても利用が可能となっています。

審査結果は最短即日にわかるため、銀行カードローンでも審査はかなり早めです。横浜銀行口座なしでも申込可能(審査通過後契約までに開設必要)に加えて、借入・返済の提携ATM手数料無料(ただし、横浜銀行ATM、コンビニ等ATM以外の提携金融機関ATMでのお借り入れには、所定の利用手数料が必要となります。)なのも嬉しい点です。

横浜銀行カードローン公式サイトはこちら>>

住信SBIネット銀行カードローン
住信SBIネット銀行カードローン 金利 年2.49%~14.79%
限度額 10万円~1,000万円
審査時間 仮審査最短60分
融資時間 最短翌営業日

住信SBIネット銀行カードローンの金利は年2.49%~14.79%の銀行水準となっていますが、下記条件が該当する方はさらに最大0.6%の金利優遇が受けられます。

1.SBI証券口座保有登録済みの方 基準金利より年-0.5%
2.住信SBIネット銀行の住宅ローン*残高がある方
3.住信SBIネット銀行のミライノカード(JCB)を所有し、
かつ住信SBI銀行口座を引落口座に設定している方
基準金利より年-0.1%

金利優遇に加えて仮審査は最短60分、借入・返済時の提携ATM(イオン銀行、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット)手数料が0円なのも大きなメリットになっています。

消費者金融からの借り換えはもちろん、おまとめローンとしての利用もおすすめできます。銀行カードローンでも自宅にカード等の郵送がないため、安心して利用できます。

住信SBIネット銀行カードローン公式サイトはこちら>>

アイフル
アイフル 金利 年3.0%~18.0%
限度額 最大800万円
審査時間 web申込場合最短25分
融資時間 web申込場合最短25分

消費者金融で最もおまとめローンに力を入れているのはアイフルです。消費者金融のおまとめローンは総量規制例外貸付になりますので、年収の3分の1以上借入があっても融資が可能となっています。

銀行カードローンと違い、融資後は完済になるまで返済専用のローンとなりますので、途中での追加借入れは原則できません。

しかし、銀行のカードローンやフリーローンと比べると審査に通りやすいのがメリットになっています。

アイフル公式サイトはこちら>>

千葉銀行カードローン
千葉銀行カードローン 金利 年1.4%~14.8%
限度額 最大800万円
審査時間 最短翌営業日
融資時間 最短翌営業日

千葉銀行カードローンは、原則、千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県にお住まいの方ならお申込みが可能です。

金利が年1.4%~14.8%と低いため、消費者金融のおまとめ・借り換えに最適なローンとなっています。WEB完結対応なので来店不要で借入ができ、返済は月々最低2,000円*からなので安心して利用ができます(*約定返済日前日の最終借入残高に応じて返済額を決定します)。

一部銀行カードローンではパート・アルバイトの申し込みができませんが、千葉銀行カードローンはパート・アルバイトの方も申込み可能となっています。

千葉銀行カードローン公式サイトはこちら>>

東京スター銀行おまとめローン
東京スター銀行おまとめローン 金利 年率9.8%,12.5%,14.6%(固定金利・保証料込)*
限度額 30万円以上1,000万円以下(1万円単位)*
審査時間 数日
融資時間 公式HP参照

*金利は銀行所定の審査により決定いたします。
*限度額はお申し込み時の借り換え対象ローンの残高の範囲内に限ります。

東京スター銀行おまとめローンは、他社の借り換えやおまとめを目的とした返済専用のローンになっています。

金利3種類で年率9.8%、年率12.5%、年率14.6%の中から審査で決まります。複数のカードローンから借りている人はおまとめローンで一本化することで月々の返済額を軽減でき、返済の手間が減ることで精神的にも楽になります。

お申込みは24時間受付しており、申込から契約までWEB完結となっているので非常に便利です。真剣に借金を減らしたい人におすすめの銀行ローンです。

東京スター銀行おまとめローン公式サイトはこちら>>

おまとめローン審査は甘くない!

おまとめローン審査は甘くない
おまとめローンの審査難易度について、より詳しく見ていきましょう。

結論からいうと、一般的な銀行カードローンや消費者金融カードローンと比較して、おまとめローンの審査は厳しめです。

1契約あたりの融資額が10万円~50万円程度のカードローンとは違い、おまとめローンの融資額は100万円~300万円になるなど、多額の融資が行われます。

銀行や消費者金融が返済能力の低い人に融資をして、万一返済されないとなると、金融機関は大きな損害を被ってしまいます。

おまとめローンの審査が厳しいのは、「多額(高額)の融資が行われること」が主な理由です。

銀行のおまとめローン審査が厳しい理由

銀行のおまとめローンが厳しいのには、上記の他にも以下2つの理由があります。

銀行おまとめローンが厳しい理由
  • 銀行のおまとめローンは低金利で融資するため
  • 返済能力が乏しい人へ融資をしないよう、金融庁の指導があったため

一般的に高金利のローンは、金利手数料が高い分ローン会社の利益も大きくなります。そのため、融資を受けた人の中から返済できない人が出ても、ローン会社はそれほど大きな損害を受けません。

一方、低金利で融資をする銀行ローンの場合は銀行側の利益も低く、1件1件厳しい審査をしないと、返済不能者が出ると銀行は大きな損を出してしまいます。

また、銀行融資に関しては、金融庁の指導が入ったことも審査が厳しくなった理由の一つです。

2010年をピークに、消費者金融を取り巻く法律が厳しくなり、消費者金融を利用できなくなったユーザーに対し、銀行は過剰な融資をおこなっていました。ピーク時には、銀行カードローンの過剰融資が原因で、自己破産者が急増した経緯もあります。

以上の理由から銀行に対して金融庁の指導が入り、現在は個人向けの銀行融資の審査は厳しくなっています。

参考個人自己破産、13年ぶり増 銀行カードローン影響か
https://www.asahi.com/articles/DA3S12874177.html

消費者金融おまとめローン審査も甘くはない

消費者金融のおまとめローンも、決して審査が甘いというわけではありません。

消費者金融が取り扱うおまとめローンは、「借入は年収の3分の1まで」と決められた総量規制の例外扱いとなるローンです。したがって、返済能力に問題がなければ年収の3分の1を超えて(総量規制オーバーで)、おまとめローンの融資が行われるケースもあります。

しかしながら、比較的柔軟な融資をしてくれる消費者金融といえども、多額の融資をするとなれば返済能力は厳しくチェックされます。

場合によっては、「通常のカードローン審査は通過できたのに、おまとめローンの審査には落ちてしまった」といったこともあり得ますので、その点は覚えておきましょう。

おまとめローン審査で見られるチェックポイントを解説

おまとめローンの審査項目は非公開です。ただ、いくつかの基本的な審査ポイントは、ある程度共通しています。

審査で見られるポイントを理解しておくことで、審査通過率を少しでも上げることができるかもしれません。

では、おまとめローンの審査でチェックされる5つのポイントについて、詳しくお伝えしていきます。

①返済能力※現在借り過ぎている場合は要注意

返済能力の有無は、審査では大きなポイントとなります。

返済能力があるかどうかは、おもに以下の要素で判断されます。

返済能力の審査ポイント
  • 収入と支出(返済額)のバランスは取れているか?
  • 安定した会社に勤めているか?
  • 安定している雇用形態か?(パートやアルバイトでも収入が安定していれば可)
  • 申し込み内容や書類から判断し、信用できる人かどうか?

特に、収入と年間返済額のバランスについては、厳しくチェックされる傾向があります。申し込む前には、自分自身でも「無理のない返済が可能か?」よく確認してから手続きを開始するようにしましょう。

②延滞履歴

「返済が厳しいからおまとめローンに申し込みたい」といっても、現時点で他社ローンの延滞が続いている場合、おまとめローンの審査通過は厳しいでしょう。

ローンやクレジットカードの返済に1日でも遅れると、信用情報機関に履歴が残ります。

おまとめローンの審査では、必ず信用情報機関のデータが照会されますので、くれぐれも延滞しないように心がけましょう。

特に2ヶ月以上の長期延滞を発生させると、審査通過は益々厳しくなります。

③勤続年数や自宅情報などの属性

先ほど触れた「収入の安定度」にも共通していますが、勤続年数や自宅情報なども審査では大切なポイントです。

勤続年数が1年未満の人よりも、5年以上勤務している人のほうが離職リスクも低く「収入が安定していると」判断してもらえます。以下の通り「勤続年数〇年以上」といった細かな条件を設定しているおまとめローンもあります。

勤続年数の条件があるローンの例

質問:就職したばかりですが、カードローンの利用は可能ですか?(勤続1年未満)
回答:原則として勤続年数1年以上の場合にお申込みいただけます。なお、労働組合等会員の新入組合員(新卒者以外を含む)の方は特例があります。
(引用元:長野ろうきんカードローン)
https://www.nagano-rokin.co.jp/faq/detail/582

賃貸よりも持ち家のほうが届け出なしに転居されるリスクも低いため、審査では有利になる傾向があります。ただし、住宅ローンの返済額が過剰な場合は、おまとめローンの審査に落ちてしまうこともありますので、注意したいところです。

④債務整理の履歴

信用情報機関には、過去の債務整理の履歴も残ります。

銀行系融資の自己破産などは最長10年、その他個人再生などの債務整理の履歴は、最長5年間信用情報機関に残り続けます。

過去の債務整理履歴が残った状態でおまとめローンに申し込んだ場合、「返済能力に問題がある」とみなされ、審査落ちしてしまう可能性は高くなるでしょう。

⑤金融機関やローン会社に残る社内データも要注意

信用情報機関のデータが消えた後でも、金融機関や消費者金融の社内に延滞データなどが残っている場合があります。

ローン会社などに残る社内データには、「優良顧客」としてのデータも残りますし、「債務整理や滞納」といったネガティブな情報も残ります。

たとえば、過去にアコムで返済不能になった履歴がある場合、すでに信用情報機関からデータが消えていても、アコムの社内には延滞履歴が残り続けています。

その状態で、アコムのおまとめローンに申し込んでも、審査通過は難しいでしょう。

2022年最新!地域別「銀行おまとめローンおすすめ3選」

名古屋銀行
ここからは、具体的に比較的申し込みしやすいおすすめのおまとめローンを、いくつかご紹介していきます。

まずは、低金利で利用できる銀行のおまとめローンからご紹介します。

銀行のおまとめローンは、審査が厳しい反面「金利が低く大きな限度額で利用できる」といったメリットがあります。

今回は、ネット銀行系・地方銀行系のおまとめローンや、それぞれのローンの利用条件などもお伝えしていきますので、申込時の参考にして頂ければと思います。

ネット銀行系のおまとめローン

まず、店舗を持たないネット銀行系のおまとめローンからご紹介していきましょう。

ネット銀行は店舗コストがかからない分、高い預金金利や低金利のローン商品を提供できるのが特徴のひとつです。

ネット銀行が提供するおまとめローンにも、低金利で利用できる商品がいくつかあります。

高金利の消費者金融カードローンを利用している人は、一度検討してみる価値はありそうです。

住信SBIネット銀行フリーローン

住信SBIネット銀行フリーローン
住信SBIネット銀行にも、おまとめに使えるフリーローンがあります。

基本スペックは以下の通りで、「利用限度額が最高1,000万円」と、非常に余裕のある使い方ができる点が特徴です。

住信SBIネット銀行には、利用状況によりATM手数料などが無料になる「スマートプログラム」という制度があり、フリーローンはスマートプログラムのランクアップ条件に該当します。

ランクアップするとポイントが貯まったり、振込手数料やATM手数料の回数が増えますので、おまとめローンで債務を減らしつつ、手数料の節約も可能です。

住信SBIネット銀行フリーローンの商品概要
限度額 10万円~1,000万円以内(10万円単位)
金利 年3.775%~12.0%
*最低金利の年3.775%は、年1.0%の引下げ適用後の金利
*毎月金利見直しあり
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上で完済時満70歳未満
・原則安定継続した収入があること
・保証会社の保証を受けられること
・住信SBIネット銀行の代表口座を補習していること
返済方法 ・口座引落
最長返済期間 1年以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 (株)ジャックス

住信SBIネット銀行フリーローン公式サイトはこちら>>

paypay銀行カードローン

PayPay銀行カードローン
paypay銀行は、ジャパンネット銀行から名前が変わった銀行です。

paypay銀行のカードローンは正式なおまとめローンではありませんが、「最高1,000万円」と高い限度額で利用できますので、他社のローンをまとめるのには最適です。

申込みもWEBで完結し、早ければ1週間以内で借入が可能になります。

さらに現在借入れ中のローンを返済するかどうかは利用者次第で、カードローン契約中は追加借入れも可能です。

PayPay銀行カードローンの商品概要
限度額 最高1,000万円以内
金利 年1.59%~18.0%
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が20歳以上70歳未満
・仕事をしていて安定した収入があること
・paypay銀行に普通預金口座がある個人
・審査基準を満たしpaypay銀行の指定する保証会社
SMBCコンシューマーファイナンス(株)の保証を受けられること
返済方法 ・口座引落
最長返済期間 3年自動更新
保証人/担保 不要
保証会社 SMBCコンシューマーファイナンス(株)

PayPay銀行カードローン公式サイトはこちら>>

関東地方の銀行おまとめローン

ここからは、地方銀行が取り扱うおまとめローンにつて、地域別でご紹介していきたいと思います。

地方銀行のおまとめローンは、さきほどのネット銀行系ローンと同じく、「低金利で利用できる点」がメリットです。

ただし、ほとんどの地方銀行では、銀行の営業エリア内に居住地か勤務先がないと申し込めないケースがほとんどです。

全国どこからでも申し込めるおまとめローンを希望しているなら、ネット銀行系のおまとめローンか、消費者金融のおまとめローンを検討しましょう。

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローン
横浜銀行のカードローンは、おもに東京都内や神奈川県に住んでいるか、勤務先が横浜銀行の営業エリア内にあれば申し込めます。

カードローンの使い道は、商品の購入やリフォーム費用、そして他社のおまとめにも使え、最高金利も年14.6%と低めですので一本化するには最適といえます。

横浜銀行のカードローンは、最短で当日にはご利用になれます。現時点でカードローンの返済が難しく、1日でも早く借金を一本化したい人にはぜひ検討したいおまとめローンといえます。

横浜銀行カードローンの商品概要
お借入限度額 10万円~1,000万円(10万円単位)
金利 年1.5~14.6%(変動金利)
利用できる人の条件 ・契約時満20歳以上69歳以下
・安定した収入がある人、およびその配偶者
(パート・アルバイトも申込可。学生は申込不可。年収には年金を含む)
・以下の地域に住んでいること、また勤務先があること
(神奈川県内全地域、東京都内全地域、前橋市、高崎市、桐生市)
・SMBCコンシューマーファイナンス(株)の保証が受けられること
・横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス(株)の個人情報の取扱いに同意していること
返済方法 ・口座引落
・提携ATMでの随時返済(繰り上げ返済)も可能
最長返済期間 1年自動更新
保証人/担保 不要
保証会社 SMBCコンシューマーファイナンス(株)

横浜銀行カードローン公式サイトはこちら>>

栃木銀行おまとめローン「スッキリ」

栃木銀行おまとめローン スッキリ
栃木銀行のおまとめローンは、事業資金を除き「使い道自由」となっています。

そのため、消費者金融やクレジットカードの支払いを一本化する用途でも、申込みは可能です。

審査回答については、「申込後2~3日で電話回答がある」とのことですので、融資までに多少の時間がかかることを覚悟のうえで申し込むようにしましょう。

ただし、栃木銀行のおまとめローンを正式契約するには、来店が必要です。近隣に栃木銀行の店舗がない場合は、申込が難しいかもしれません。

栃木銀行おまとめローンの商品概要
限度額 10万円以上500万円以内
金利 年6.8%~14.6%
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上満69歳以下、かつ最終返済日の年齢が満75歳以下
・安定した収入があること(パート・アルバイト可)ただし学生、年金収入のみは申込不可
・居住地または勤務先が栃木銀行の営業区域内にあること
・保証会社の保証が受けられること
返済方法 ・口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 アイフル(株)
その他 取り扱い手数料:5,500円(税込み)
参考とちぎんおまとめローンスッキリ商品概要
https://www.tochigibank.co.jp/pdf/products/loan-free-sukkiri.pdf

栃木銀行おまとめローン公式サイトはこちら>>

筑波銀行おまとめフリーローン

筑波銀行おまとめローン
筑波銀行のおまとめフリーローンの公式サイトを見ると、「他社借入のおまとめでもOK」と書かれており、他社を借りている状態でのおまとめも利用できることがわかります。

ただし、筑波銀行のおまとめローンは、筑波銀行の営業エリア内に居住地か勤務先がないと申し込めません。

筑波銀行の営業中心エリアは茨城県になりますので、一部の地域を除き茨城県以外に住んでいる人は申込めません。

また、契約時には税込み1,100円の手数料が必要になってきます。筑波銀行のおまとめフリーローンは、一般的なカードローンとは違い追加借入れはできませんので、その点は覚えておきましょう。

筑波銀行おまとめローンの商品概要
限度額 10万円以上500万円以内(10万円単位)
金利 年6.8%~14.6%
利用できる人の条件 ・筑波銀行の営業区域内に居住もしくは勤務(従事)していること
・申込時年齢満20歳以上満69歳以下(完済時年齢満75歳以下で電話連絡が可能であること)
・安定継続した収入があること(パート・アルバイトを含む)
・アイフル株式会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 アイフル(株)
その他 取扱手数料:1,100円(税込み)

つくば銀行おまとめフリーローン公式サイトはこちら>>

中部地方の銀行おまとめローン

つぎに、中部地方にある銀行のおまとめローンをいくつかご紹介します。

中部地方の銀行おまとめローンも、低金利で利用できるうえ利用限度額も比較的高めに設定されている点が特徴です。

ただし、申し込める人の居住エリアや居住期間が設定されているなど、厳しい申し込み条件がある点がデメリットといえます。

愛知銀行フリーローン「きずき愛」

愛知銀行フリーローン
愛知銀行のフリーローン「きずき愛」も、他社借入れのおまとめに使えるローンのひとつです。

「きずき愛」は、借りたお金の使途確認書類が不要で、おまとめローンについても他社借入状況を証明する書類を用意する必要はありません。

ただし、他社借入れの状況は信用情報機関のデータを見れば一目瞭然ですので、申込時には正直に答えるようにしましょう。

愛知銀行の「きずき愛」のメリットは、愛知銀行で取り引きをしているユーザーには金利優遇措置がある点です。

愛知銀行の住宅ローンを利用している人は金利が年2.9%、過去5年間に無担保ローンを利用したことがある人は年3.9%でフリーローンを利用できます。

ちなみに、「きずき愛」を契約したあとは返済専用ローンになるため、追加の借入はできません。

愛知銀行フリーローン「きずき愛」の商品概要
限度額 ・10万円以上1,000万円以内(WEB完結型)
・10万円以上500万円以内(WEB完結型以外)
金利 年5.0%~13.0%
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上完済時満75歳以下
・安定継続した収入があること
・住居、勤務先のいずれかが愛知銀行営業区域内にあること
・SMBCファイナンスサービス(株)の保証、またはSMBCコンシューマーファイナンス(株)の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 (株)クレディセゾン

愛知銀行フリーローン公式サイトはこちら>>

名古屋銀行フリーローン

名古屋銀行フリーローン
名古屋銀行フリーローンは、自宅や勤務先が名古屋銀行のエリア内にあれば申し込めます。

このローンも複数の借入れの一本化に使えますし、上限金利は年13.5%となっていますので、消費者金融の上限金利18.0%よりはかなり低い金利手数料で利用できます。

フリーローンの申込時には、収入証明書類の提出が必要になるケースがほとんどですが、名古屋銀行フリーローンの場合は300万円までの借入れなら収入証明書類の提出は不要です。

煩わしい書類を用意することなく、スピーディーに手続きできる点は評価したいポイントのひとつといえます。

名古屋銀行フリーローンの商品概要
限度額 10万円~1,000万円以内
金利 年3.5%、年5.5%、年7.5%、年9.5%、年11.5%、年13.5%の
6パターンで審査により決定
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上、完済時の年齢が満75歳以下
・名古屋銀行取扱店(東京支店除く)の営業区域内に居住、または勤務(営業)先があること
・継続的で安定した収入があること
・名古屋銀行指定の保証会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 オリックス・クレジット(株)
その他 全額繰り上げ返済手数料:6,600円(税込み)

名古屋銀行フリーローン公式サイトはこちら>>

十六銀行フリーローン「ミライエール」

十六銀行フリーローン
十六銀行のフリーローン「ミライエール」は、中部地方に本店を置く地方銀行のなかでシェアNo1に輝いたローンです。

ミライエールは、来店不要でWEB完結で手続きが完了しますので、普段忙しいビジネスマンなどは一度検討してみてもいいでしょう。

ミライエールの最高限度額は1,000万円・上限金利も14.6%ですから、他社借入れをまとめることができれば、かなり返済も楽になります。

専業主婦でも世帯収入があれば申し込めますので、消費者金融の利用ができなかった専業主婦の方も検討してみる価値はありそうです。

十六銀行フリーローン「ミライエール」の商品概要
限度額 10万円~1,000万円
金利 年3.6%~14.6%
利用できる人の条件 ・申込時年齢満20歳以上、最終完済時75歳以下
・安定継続した収入があること(専業主婦の場合でも、世帯収入があれば申込可)
・自宅勤務先のいずれかが十六銀行の営業エリア内で、電話連絡が可能であること
・保証会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 十六信用保証(株)、または(株)オリエントコーポレーション
その他 繰り上げ返済手数料負担あり

十六銀行フリーローン公式サイトはこちら>>

関西地方の銀行おまとめローン

関西地方にある地方銀行が提供する、おまとめローンもチェックしていきましょう。

メガバンクのフリーローン諸条件を見ると、「おまとめ可」と書かれていないケースがほとんどですが、地方銀行のフリーローンを見ると公式サイト上で「他社借入れの一本化にも使えます」と、堂々と書かれています。

しかも、どのローンも消費者金融の上限金利よりはかなり低く設定されていますので、関西地方に住んでいる場合は一度検討してみてもいいでしょう。

京都銀行京銀フリーローン

京都銀行フリーローン
京都銀行のフリーローンは、他社借入れのおまとめに使えるローンの一つです。

ただし、京都銀行から融資を受けている場合、同じ銀行である京都銀行のフリーローンで借り換えはできませんので、その点は覚えておきましょう。

京都銀行のフリーローンは、他行で契約時に発生するような手数料も不要で、上限金利も年13.675%と低めです。

少しでも返済負担を軽減させたい場合は、ぜひ検討してみることをおすすめします。

京都銀行京銀フリーローンの商品概要
限度額 10万円以上1,000万円
金利 年3.675%、4.675%、6.675%、9.675%、
12.675%、13.675%のいずれかの金利を適用
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上で、最終返済時の年齢が満76歳未満
・安定、かつ継続した収入があること
*京都銀行に普通口座がない場合は、京都府・大阪府・滋賀県・兵庫県・奈良県に居住地があること
*パート・アルバイト、派遣・契約社員の場合は30万円までの融資が条件
*学生・年金収入のみの場合は申込不可
*勤続年数1年未満かつ前年税込年収が0円の場合、融資金額30万円が上限
*オリックス・クレジット(株)の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 オリックス・クレジット(株)
参考京都銀行京銀フリーローン商品概要
https://www.kyotobank.co.jp/kojin/pdf/goodsupport.pdf

京都銀行京銀フリーローン公式サイトはこちら>>

池田泉州銀行のおまとめローン(フリーローン)

池田泉州銀行おまとめローン
池田泉州銀行のフリーローンの利用限度額は最高500万円ですので、他行と比較すると若干低めです。

それでも利用限度額がアップするにしたがって、金利はダウンしますので、返済能力がある人ほど大きな限度額と低い金利で利用できます。

以下のスペック表にある通り、池田泉州銀行のフリーローンは最低金利年4.5%から利用できますので、できるだけ負担を軽くして返済していきたい人には最適なローンといえます。

池田泉州銀行フリーローンの商品概要
限度額 30万円以上500万円以内
金利 年4.5%、6.0%、8.0%、10.0%、
12.0%、14.5%のいずれかを審査によって決定
利用できる人の条件 ・借入れ時の年齢が満20歳以上満70歳未満
・安定・継続収入があること
・池田泉州銀行営業エリア内に住んでいること
・保証会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 エム・ユー信用保証(株)または(株)ジャックス
*いづれかを池田泉州銀行が決定

池田泉州銀行フリーローン公式サイトはこちら>>

関西みらい銀行フリーローン

関西みらい銀行フリーローン
銀行が扱うローンを契約する場合、申込時はWEBでも手続き可能ですが、契約時には店舗への来店を求められるケースがあります。銀行の店舗は土日や夕方以降が開いていないケースも多く、平日仕事で忙しいサラリーマンは契約できないかもしれません。

その点、関西みらい銀行のフリーローンは申込から契約まで、すべてWEBでの完結が可能です。フリーローンの使途用途も広くローンの借り換えはもちろん、「借り換え目的+家具の購入」といった複数の利用目的でのローン契約も可能です。

さまざまな用途で利用したい人は、ぜひ一度検討してみてください。

関西みらい銀行目的別ローンの商品概要
限度額 10万円以上500万円以内
金利 年6.0%、9.0%、12.0%、14.0%のいずれか
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満。最終返済時の年齢が満71歳未満
・継続安定した収入があること(継続安定した収入があればパート・アルバイトでも申込可)
*学生の場合は、アルバイト等で継続安定した収入があっても申込不可
*専業主婦(主夫)の場合も申込不可
*指定された保証会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 ・りそなカード(株)
・オリックス・クレジット(株)
・(株)オリエント・コーポレーション
上記3社のいづれか

関西みらい銀行フリーローン公式サイトはこちら>>

九州四国地方のおまとめローン

九州四国地方の銀行が扱うフリーローンにも、おまとめ目的で使えるローンがたくさんあります。

ただ、ここまでご紹介したようなおまとめローン同様、契約時には店舗に行く必要があったり、指定地域に居住地や勤務先がないと申し込めないケースも多くあります。

おまとめローンを検討する場合は、諸条件をよく確認してから申し込むようにしましょう。

肥後銀行おまとめローン

肥後銀行おまとめローン
肥後銀行は、熊本県を中心に営業を展開している地方銀行のひとつです。

肥後銀行のおまとめローンは幅広い用途で利用できる点が、メリットの一つです。

たとえば、総額200万円を借りるにしても、「おまとめ目的100万円」+「リフォーム費用100万円」といった使い方もできます。

ただ、以下の通り利用する保証会社によって貸出金利が変わる点に注意が必要です。

肥銀カード株式会社の保証会社を利用することができれば、金利は年10.0%とかなり低いですが、オリエントコーポレーションの保証を受けるとなれば、金利は4%上がり年14%.0になってしまいます。

肥後銀行おまとめローンの商品概要
限度額 10万円~500万円以内
金利 ・おまとめ支援プラン
年10.0%:保証会社が肥銀カード株式会社の場合
年14.0%:保証会社が株式会社オリエントコーポレーションの場合
利用できる人の条件 ・満20歳以上で、76歳までに完済できる個人
・安定、継続した収入があること
・保証会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 肥銀カード株式会社、または株式会社日専連ファイナンス。
同社で審査通過できなかった場合は(株)オリエントコーポレーションでの2次審査

肥後銀行おまとめローン公式サイトはこちら>>

鹿児島銀行かぎんローンF

鹿児島銀行 かぎんローンF
鹿児島銀行の「かぎんローンF」は、複数のおまとめにも使え万一の時に備えた「団信保険」に加入できる点がメリットのひとつです。

団信保険は借入れ金額が100万円以上で、かつ借入時の年齢が20歳以上満52歳未満であれば加入が可能です。

ローン契約者が万一死亡したり、ガンにり患した場合は所定の保障が受けられ、死亡時には返済する必要がなくなるため、非常に安心です。

加入できる団信保険の内容
  1. 団体信用生命保険:死亡または所定の高度障害状態に該当した場合、ローン残高を保障してくれる保険
  2. リビングニーズ特約:余命6か月と診断された場合、ローン残高を保障してくれる特約
  3. ガン保障特約:ガンに罹患し、医師により診断確定された場合の保障特約あり
  4. 就業不能信用費用保険:(入院時のみ保障契約) 病気やケガでの入院で就業不能状態となり、その状態を継続しローンの返済日が到来した場合に、毎月の返済額の1か月分を保障してくれる保険
鹿児島フリーローンの商品概要
限度額 10万円~1,000万円以内
金利 年4.8%、7.0%、10.0%、12.0%、15.0%
利用できる人の条件 ・借入れ時の年齢が満20歳以上、完済時の年齢が満76歳未満
・安定した定期収入があること(学生は申込不可)
*パート、アルバイト、専業主婦(夫)、年金生活者も申込可能
*配偶者に安定した収入があれば、専業主婦(夫)でも申込可能
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 (株)鹿児島カード、エム・ユー信用保証(株)、
(株)クレディセゾン、(株)ジャックスの中から審査によって決定

鹿児島銀行かぎんローンF公式サイトはこちら>>

十八親和銀行おまとめフリーローンナイスカバー

十八親和銀行おまとめフリーローン
十八親和銀行のおまとめフリーローンナイスカバーにも、鹿児島銀行のローンと同様団信保険の設定があります。

指定の団信保険に加入した場合は通常金利よりも0.3%上乗せされますが、がん・死亡・高度障害と診断された場合、所定の条件を満たせばローン残高が0円となります。

100万円程度の借入れなら、保険料の負担は200円もかかりません。わずかな負担で大きな安心を得ることが可能です。

十八親和銀行おまとめフリーローンの商品概要
限度額 10万円~500万円以内
金利 ・Web申込み:年5.9%、9.9%、12.9%のいずれか
・郵送や店頭申込み:年7.0%、11.0%、14.0%のいずれか
利用できる人の条件 ・借入時の年齢が満20歳以上69歳以下であること(Webでの申込みは69歳11ヶ月まで)
・安定した収入があること(パート、アルバイト、年金受給者でも申込み可)
・保証会社の保証が受けられること
返済方法 口座引落
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 6ヶ月以上10年以内
保証人/担保 不要
保証会社 ふくぎん保証(株)、(株)クレディセゾンまたはSMBCコンシューマーファイナンス(株)

十八親和銀行おまとめフリーローン公式サイトはこちら>>

2022年最新!消費者金融系おまとめローンおすすめ4選

消費者金融おまとめローン おすすめ
銀行のおまとめローンは、低金利で利用できるメリットがある一方で、「即日融資不可」「申し込めるエリアが限定される」など、いくつかのデメリットがあります。

他社の返済で切羽詰まっており、1日でも早く借入れを一本化したいなら、即日融資が可能な消費者金融系おまとめローンを検討してみましょう。

大手消費者金融系おまとめローン

消費者金融系おまとめローンとひと言でいっても、プロミスやアコムなどの大手消費者金融が扱うおまとめローンと、中小消費者金融が扱うローンの2種類があります。

どちらのローンでも貸金業の登録を受けた正規業者なら問題はないのですが、利便性の面を考えると大手に申し込んだほうがいいでしょう。

大手消費者金融のおまとめローンなら、WEB上で手続きが完結しますし、契約後の返済もATM返済やインターネット返済など、さまざまな方法が用意されているため非常に便利です。

プロミスのおまとめローン

プロミスおまとめローン
大手消費者金融のおまとめローンのなかでは、上限金利が一番低いプロミスのおまとめローンがおすすめです。

プロミスのおまとめローンの上限金利は「17.8%」となっており、他社大手消費者金融の上限金利「18.0%」よりも若干低めです。

プロミスのおまとめローンは、即日融資が可能です。先ほどご紹介した銀行のおまとめローンは即日融資不可ですので、急ぎの場合はプロミスのおまとめローンが最適といえます。

ただ、プロミスのおまとめローンで一本化できるのは、消費者金融やクレジットカードのキャッシングが対象で、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用額は対象外です。

銀行やクレジットカードのショッピングで多額の借入がある人は、銀行のおまとめローンを検討するか、ほかの方法で一本化することをおすすめします。

なお、プロミスのおまとめローン契約後は、プロミスが利用者に代わって借換元のローンを一括返済してくれます。プロミスの借入と従来の借入の「二重債務」になる可能性が少ないため、確実に債務を減らしたい方には最適なおまとめローンといえます。

プロミスおまとめローンの商品概要
限度額 最高300万円
金利 年6.3%~17.8%
利用できる人の条件 20歳~65歳以下で本人に安定した収入があること
(※主婦や学生でもパート・アルバイトによる安定した収入がある場合申込可)
返済方法 ・口座引き落とし
・ATM返済
・インターネット返済
・振り込み返済
最長返済期間 最長返済期間10年
保証人/担保 不要
保証会社 不要

プロミス審査(フリーローン)に関しては、下記の記事で解説しています。プロミスについて知りたい人は是非ご覧ください。

プロミス公式サイトはこちら>>

*上記のリンク先はフリーキャッシングの申込ページです。

アイフルのおまとめローン

アイフルおまとめローン
アイフルにも、他社借換えに使えるおまとめローンがあります。

アイフルには、アイフル利用中の人が申し込める「おまとめMAX」と、アイフルの利用がはじめての人が利用できる「かりかえMAX」の2種類があります。

金利などの基本的な条件は、双方同じです。アイフルのおまとめローンは、WEBでも申し込めるなど手軽さがある一方で、「借換元のローンから再度借りてはいけない」厳しいルールがあります。

参考までにアイフルおまとめローンの規約を一部抜粋していますので、参考にしてください。

<アイフルおまとめローンの規約※一部抜粋>
第15条(同意・承諾事項)
会員は、次の各号の事項を異議無く同意または承諾する。
① 借入要項「契約の目的」の定めの通り、本契約は、会員が既に負担している債務の弁済のための資金の貸付けに係る契約であることを踏まえ、会員は本契約に基づく借入後、速やかに当該既に負担している債務の弁済(完済)を実施し、当該目的以外には利用しない(借換元から新たな借入れをしないことを含む)こと
(引用:アイフルおまとめローン規約)
https://www.aiful.co.jp/efforts/termslist/combine/

アイフルおまとめローンの商品概要
限度額 最高800万円
金利 年3.0%~17.5%
利用できる人の条件 ・満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有していること
・指定の審査基準を満たしていること
返済方法 ・口座引き落とし
・ATM返済
・インターネット返済
・振り込み返済
最長返済期間 最長10年
保証人/担保 不要
保証会社 不要

アイフル公式サイトはこちら>>

*上記のリンク先はフリーキャッシングの申込ページです。

新生パーソナルローンのおまとめローン

新生パーソナルローン
大手消費者金融のレイクには、残念ながらおまとめローンはありません。

しかし、レイクのグループ会社である新生パーソナルローン(旧ノーローン)には、他社借換えに使えるおまとめローンがあります。

新生パーソナルローン(旧ノーローン)は一般カードローンの新規契約受付を停止していますが、「貸金業法に基づくおまとめローン」「個人事業主様向けカードローン」「生活応援ローン」「被災地応援ローン」については新規受付を行っています。詳しくは公式HPを参照してください。

新生パーソナルローンのおまとめローンは、70歳まで申し込める点が特徴のひとつです。他社ローンの場合、「65歳まで」といった年齢制限があることも多く、高齢の方は検討してみる価値はありそうです。

なお、ローン契約時には本人確認書類とは別に、以下の収入証明書類の提出が必須となりますので、事前に用意しておくことをおすすめします。

事前に用意しておくべき書類
  • 本人確認書類(運転免許証やパスポート)
  • 直近の源泉徴収票
  • 納税通知書
  • 所得証明書または給与明細書(直近2か月分+1年分の賞与明細書)
新生パーソナルローンの商品概要
限度額 10万円~400万円
金利 年10.5%~18.0%
利用できる人の条件 20歳~70歳までで安定収入があること
返済方法 ・口座引き落とし
・ATM返済
・インターネット返済
・振り込み返済
最長返済期間 最長8年
保証人/担保 不要
保証会社 不要

新生パーソナルローン公式サイトはこちら>>

中小消費者金融系おまとめローン審査は甘い?

大手消費者金融のおまとめローンの審査通過が難しい場合は、中小消費者金融のおまとめローンも検討してみましょう。

中小消費者金融の場合は、独自の審査基準を設けているケースも多く、大手では審査に落ちても中小では利用できるケースがあります。

中小でもおまとめローン審査は通常のローンよりも厳しめに見ていますが、大手に比べると審査は甘い(ゆるい)と言われています。

金利も、大手と比較して変わらない場合もありますので、検討してみる価値はありそうです。

ただし、返済時にATM返済が利用できず、店舗への持参が必要だったりするケースもあり、利便性が低い点がデメリットといえます。

「キャネット」のおまとめローン

キャネット
キャネットは、主に九州地方に店舗を構える中小消費者金融です。

キャネットには、消費者金融からの借入れを一本化する場合にのみ利用できる、おまとめローンがあります。

ただ、キャネットのおまとめローンの利用条件は若干厳しく、おまとめローン契約後に借換元の返済をしていない場合、損害金をプラスして一括返済が求められます。

キャネットのおまとめローンを契約した後は、これまで借りていたローンをすみやかに返済するように心がけましょう。

また、契約時には以下の通り収入印紙代が必要になってきます。この点は大手消費者金融とは異なる条件となりますので、注意したいところです。

契約書に添付する印紙代
  • 契約金額1~10万円以内…200円
  • 契約金額10~50万円以内…400円
  • 契約金額50~100万円以内…1,000円
  • 契約金額100~500万円以内…2,000円
キャネットおまとめローンの商品概要
限度額 1万円~300万円未満
金利 12.0%~20.0%(貸付けの金額により変動)
利用できる人の条件 ・申込時の年齢が満20歳以上60歳未満
・本人の源泉徴収票、所得証明等で年収の証明ができること
・利用目的は、貸金業者にかかる残債務のまとめ(借換え)に限る
返済方法 ・店頭持参
・振り込み返済
最長返済期間 最長7年
保証人/担保 不要
保証会社 不要

キャネットおまとめローン公式サイトはこちら>>

「いつも」のおまとめローン

消費者金融 いつも
「いつも」は、高知県に本店をかまえる小規模消費者金融のひとつです。

「いつも」を運営しているのは「株式会社K・ライズホールディングス」という会社で、20年近く貸金業を営んでいる会社ですので、おまとめローンも安心して利用できるでしょう。

なお、「いつも」のおまとめローンで一本化できるのは消費者金融の借入のみで、銀行からの借入れや、クレジットカードのショッピング利用額をまとめることはできません。

いつもおまとめローンの商品概要
限度額 1万円~500万円
金利 4.8%~18.0%(貸付けの金額により変動)
利用できる人の条件 年齢20歳以上、65歳以下で本人に安定した収入があること
返済方法 ・店頭返済
・ATM返済
・銀行振込
・ネットバンキングでの返済
最長返済期間 2ヶ月~5年
保証人/担保 不要
保証会社 不要

いつもおまとめローン公式サイトはこちら>>

「エニー」のおまとめローン

キャッシングエニー
エニーの店舗は東京都台東区にあります。エニーのおまとめローンは、全国どこからでもWEBで申し込めますので、東京以外の人も検討してみてもいいでしょう。

エニーのおまとめローンの上限金利は年15.0%ですので、大手消費者金融の上限金利よりも年3%低い点がメリットといえます。

おまとめローン契約時には本人確認書類に加え、直近2ヶ月の給与明細もしくは源泉徴収票の写しが必要になってきますので、事前に用意しておいたほうがいいでしょう。

エニーおまとめローンの商品概要
限度額 50万円~500万円
金利 5.0%~15.0%(貸付けの金額により変動)
利用できる人の条件 満20歳以上で定期収入があること
返済方法 ・店頭返済
・指定口座への振込
最長返済期間 最長10年
保証人/担保 不要
保証会社 不要

キャッシングエニー公式サイトはこちら>>

「日専連ベネフル」のおまとめローンプレミオ

日専連ベネフル
日専連ベネフルは北九州市に本社があり、クレジットカードの発行や各種ローンを取り扱っている中小消費者金融です。

日専連ベネフルが扱うおまとめローンには、以下のとおり2種類あります。

日専連「おまとめローン」:貸金業者からの借入れの借換え(クレジットカードでのショッピング利用分は対象外)
日専連「おまとめローンプレミオ」:銀行カードローンやクレジットカードのキャッシング・ショッピングリボ、貸金業者からの借入れの借換え(元本のみ)

クレジットカードのリボ払いをすべて一本化したい場合は、「プレミオ」に申し込むことをおすすめします。

日専連ベネフルのおまとめローンプレミオの商品概要
限度額 最大500万円
金利 5.7%~14.7%(貸付けの金額により変動)
利用できる人の条件 20歳以上で安定かつ継続的に収入があること
・指定の審査基準を満たすこと(専業主婦(主夫)や学生は申込不可)
返済方法 口座引き落とし
*ボーナス時の増額返済も可能
最長返済期間 2ヶ月~10年以内
2回~120回
保証人/担保 不要
保証会社 不要

日専連ベネフルおまとめロ―ン公式サイトはこちら>>

実体験!おまとめローン審査通過率アップ5つのコツ

おまとめローン審査に通るコツ
ここで、筆者が実際に経験した「おまとめローン審査通過率アップのコツ」をいくつかご紹介します。

筆者の場合、アコムから200万円とレイクから50万円、さらにクレジットカードのリボ払いで40万円と、合計300万円近くの債務があり、その一部をおまとめローンで一本化した経験があります。

筆者のおまとめローン申込み時の借入件数と残高
借入先 おまとめローン申込み時の残高
アコム 200万円
レイク 50万円
クレジットカードリボ払い 40万円
合計 290万円

全額をおまとめすることはできませんでしたが、おまとめローン契約時に感じた5つの注意点を伝えしていきたいと思います。

①おまとめローン申込まで他社で延滞しない

おまとめローンに申し込むということは、他社借入れができない状況に陥っている人も多いのではないでしょうか。

返済が厳しい状況があっても、おまとめローン契約が完了するまでは絶対に延滞しないように心がけましょう。

他社延滞を繰り返していると「返済能力がない人」と判断され、審査では不利になってしまいます。

他社延滞の情報は、信用情報機関に5年間残ります。どうしても返済出来ない場合、消費者金融によっては利息だけ返済すれば延滞扱いにならないケースもあります。実際のところ、筆者もアコムの返済が厳しい時は、利息だけを返済していました。

延滞しそうになったら、利用しているローン会社へ早めの相談を心がけましょう。

②現在利用中の金融機関が扱うおまとめローンに申し込む

少しでも審査通過率が高いローンを希望しているなら、現在利用中の銀行や消費者金融が提供するおまとめローンに申し込むようにしましょう。

筆者の場合、アコムのカードローンを利用している状態でアコムのおまとめローンに申込み、無事に審査通過しています。

③キャンペーン期間を狙って申し込む

どこの会社でも売上アップのためにキャンペーンなどを実施していますが、消費者金融や銀行でも融資額アップの強化月間のような時期があります。

これら金融機関のキャンペーン期間中に申し込むと、審査通過できる可能性もアップするかもしれません。

筆者の場合は、8月におまとめローンに申し込みました。毎年8月前後は夏休みなどで家計の出費が増える時期でもあり、金融機関などでは「融資額アップ強化期間」としているケースもあります。

④他社おまとめローンと比較していることを伝える

筆者の場合、auじぶん銀行の借り換えローンに申し込む時に、楽天銀行のスーパーローンと同時に申し込みました。

そして楽天銀行には「auじぶん銀行と比較している」と伝え、auじぶん銀行には「楽天銀行と比較して条件がいい方と契約する」と伝え、交渉をしました。

その結果、初回融資額として楽天銀行からは「金利14.5%で80万円」、auじぶん銀行からは「金利9.5%で100万円」の条件提示を受け、結果として条件の良かったauじぶん銀行の借り換えローンを契約しました。

ライバル同士の金融機関を競わせるのも、好条件で契約する一つの手段かもしれません。

⑤申込情報は正確に申告する

申込情報を正直に、そして正確に入力することも審査通過アップでは大切なポイントです。

筆者の場合、職場の連絡先を入力する際に、所属部署の直通電話番号ではなく代表電話で申込んでしまい、審査に時間を要してしまいました。

会社の代表電話に出るオペレーターは、従業員ひとり一人の在籍情報を把握していないことも多く、ローン審査の一環で実施される在籍確認で時間がかかる場合があります。

勤務先の連絡先を含め、以下の情報を入力する際には正確な内容を申告するように注意しましょう。

間違えやすい入力項目
  • 勤務先情報…電話番号は直通電話番号を入力する。住所や従業員数などは事前に確認しておく
  • 本人連絡先…住所や電話番号は間違えないように入力する
  • 他社借入れ額‥過少な金額を入力しないように注意する

おまとめローン利用時の注意点を解説

一般的なカードローンとは異なり、おまとめローンにはいくつかの注意点があります。

「契約後は返済専用ローンになり追加借入れができない」というローンも多いため、契約時には条件をよく確認するようにしましょう。

返済専用ローンは追加借入れできない

冒頭でもお伝えした通り、一般的におまとめローンと呼ばれるもののなかには、「返済専用ローン」と「追加借入れができるローン」の2種類があります。

返済専用ローンになるおまとめローンは、契約時にまとまったお金が入金され、契約後は毎月返済していくだけで追加の借入はできません。

もし追加借入をしたい場合は、別途フリーローンを契約する必要があります。

一方、追加借入れができるおまとめローンは、一般的なカードローン同様「繰り返し借りたり返したり」といったこともできるローンです。

どちらがいいかは利用者のニーズによりますが、以下のようなポイントで使い分けするといいでしょう。

返済専用ローンに向いている人 ・ついつい借り過ぎてしまう人
・計画的に残債を減らしたい人
追加借入可能なローンに向いている人 ・契約後も借りたり返したりといった便利な使い方を希望している人
・借入れと返済の自己管理がきちんとできる人

消費者金融系おまとめローンは総量規制に注意!

アコムやプロミスなど、消費者金融が提供するおまとめローンは、総量規制の例外貸付となるローンです。

例外貸付けは、返済能力さえ問題なければ年収の三分の一を超えても借入れは可能です。しかし、例外貸付で借りたお金は「年収の三分の一借入」にカウントされてしまいます。

そのため、消費者金融のおまとめローンの借入れ額が年収の三分の一を超えている場合、新規で他社消費者金融カードローンからの借入はできませんので、その点は覚えておきましょう。

おまとめローン後の借り入れと総量規制に関しては、下記の記事で詳しく説明してます。あわせてご覧ください。

銀行のおまとめローン審査は厳しくなっている

銀行のおまとめローン利用時にも注意が必要です。

繰り返しになりますが、個人への銀行カードローン過剰融資が社会問題化してからは、金融庁の指導が入り、銀行融資の審査は益々厳しくなっています。

また、銀行融資は反社会勢力の関与を調査するための審査に時間がかかり、即日融資はできないようになっています。

できるだけ審査通過率の高いおまとめローンを契約したいなら、銀行のローンよりも消費者金融のおまとめローンを先に申し込んだほうがいいでしょう。

銀行カードローンに関する金融庁の指導内容などについては、下記の調査結果をご覧ください。

参考金融庁調査「銀行カードローンの実態調査結果」
https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2018/286/doc/20181011_shiryou1.pdf

銀行カードローンの保証会社に注意

さきほどいくつかの銀行おまとめローンのスペック表のなかで、「保証会社」の名前をご覧いただいたかと思います。

各銀行ともに、おまとめローンの保証会社としてクレジットカード会社や、消費者金融の会社を設定しています。

たとえば、アコムが保証会社になっている銀行おまとめローンを利用する場合、過去のアコムへの延滞に注意する必要があります。

信用情報機関の延滞データが消えていても、アコムのような保証会社の社内データにネガティブな情報が残っていると審査落ちの可能性は高くなります。

銀行のおまとめローンに申し込む時は、公式サイトの商品概要書で保証会社がどこなのかを確認してから申し込むようにしましょう。

有名銀行カードローンの保証会社一覧
銀行カードローン 保証会社
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス(株)
(プロミス)
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック アコム(株)
オリックス銀行カードローン 新生フィナンシャル(株)
オリックス・クレジット(株)
楽天銀行スーパーローン 楽天カード(株)
(株)セディナ
りそな銀行カードローン りそなカード(株)
オリックス・クレジット(株)
ソニー銀行 アコム(株)
東京スター銀行おまとめローン (株)東京スター・ビジネス・ファイナンス
アイフル(株)
auじぶん銀行カードローン(じぶんローン) アコム(株)
みずほ銀行カードローン オリエントコーポレーション(株)

借り換え元のローン返済方法は2種類

おまとめローン契約時の「借り換え元ローンの返済方法」にも注意が必要です。

おまとめローンを契約した場合、現在借りているローンを返済する方法は以下の2つです。

借入先を返済する方法
  1. おまとめローンを契約した銀行や消費者金融が、契約者にかわって一括返済する
  2. おまとめローンで借りたお金で、契約者自身が返済する

金融機関がかわりに返済してくれる場合、特別な注意は必要ありません。

しかし、自分で返済しなければいけない場合は「借入が増える可能性」に注意が必要です。

おまとめローンを契約できた安心感から、借りたお金を他の用途に使ってしまい、結果として二重のローンを抱える可能性があるためです。

既存の借入先を完済せずに他の使途に使ってしまえば、ただ借金が膨れあがり、月の返済も倍近くになりますので、返済不能になり債務整理または自己破産をしなければならなくなります。おまとめローンで借りた融資金はかならず借入先のローン返済に充てるようにしましょう。

おまとめローンを装った闇金に注意

おまとめローンを検討する場合は、信用できる銀行や大手消費者金融・貸金業登録済の中小消費者金融を利用するようにしましょう。

おまとめローンを提供する業者のなかには、「借金を一本化できる」といった言葉で多重債務者を誘い、不法な手数料を取ったり個人情報を悪用するケースがあります。

下記の金融庁公式サイトにも、同じようなQ&Aがありましたので、参考までにご覧頂ければと思います。

<金融庁公式サイト/金融サービス利用者相談室より>
相談事例:おまとめローンを申し込んだら、「金融庁にあるデータが借入れできない状態になっている。大手貸金業者で20万円借りて郵送すれば、金融庁のデータを解除し貸すことができる。」と言われていますが本当ですか。
アドバイス:金融庁が個人の信用情報を管理したり、個別の貸付けに関与することはありません。金融庁を理由に金銭を請求してきた場合には、絶対に支払わないでください。
当該業者はヤミ金の可能性が高いと考えられますので、以後、連絡を取らないようにしてください。無登録営業の取り締まりは警察が行うことになるので、お近くの警察へ情報提供をお願いします。
(引用元:金融庁公式サイト/金融サービス利用者相談室)
https://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/advice04.html

おまとめローン審査に通らない(審査落ち)時の対処法とは

おまとめローン審査落ちした男性
最後に、銀行や消費者金融のおまとめローンの審査に落ちたり、なんらかの事情で借金の一本化ができなかった場合の対処法についても、いくつかお伝えしておきます。

「おまとめローンも契約できず、借金が全然減らない…」と悩んでいても、返済が楽になることはありません。

どうしても返済できないなら、以下の3つの方法を試してみてください。

①増額相談して金利を下げてもらう

この方法は「すでに試した」という方も多いかもしれませんが、現在利用中のカードローン限度額を増枠してもらうことで、金利を下げてもらえる可能性があります。

利息制限法では、以下の表の通り借入れ金額によって上限金利が下がる仕組みになっています。

法律上は「実際に借りている額」が以下のようになれば金利が下がるのですが、ほとんどの消費者金融や銀行では、限度額の「利用枠」そのものが以下の金額ゾーンになれば、それぞれの上限金利が適用されます。

たとえば、限度額設定が100万円以上であれば、実際に借りている金額が100万円未満でも年15.0%の金利が適用されます。

少しでも返済負担を減らしたいなら、増枠してもらい金利を下げてもらえないか、ぜひ相談してみましょう。

消費者金融などに適用される利息制限法の金利
借入額 上限金利
10万円未満 年20.0%
10万円~100万円未満 年18.0%
100万円以上 年15.0%

②毎月の返済額を減らしてもらう

現在利用しているのが消費者金融で、毎月の返済額が多すぎて返済できない場合は、一時的に返済額を減らしてもらえないか相談ができるかもしれません。

ただ、毎月の返済額が減っても借金そのものは減りません。返済額が減った分「返済期間が延びる」ということは忘れないでおきましょう。

返済額の相談をしたい場合は。コールセンターで相談してみることをおすすめします。

③任意整理などの債務整理を検討する

上記の方法を試しても借金を減らせない場合は、任意整理や個人再生などの債務整理も検討してみましょう。

任意整理で借金を整理できれば、債権者の同意を得たうえで将来発生する金利手数料を減免してもらうことも可能です。

また、個人再生で債務整理ができれば、自宅などの不動産を失うことなく借金を減額して長期で返済できるようになります。

下記の東京都のように、身近な弁護士がいない場合は公的機関でも借金相談を受け付けてますので、ぜひ最寄りの社会福祉協議会などに相談してみることをオススメします。

参考【東京都の「多重債務者生活再生事業」の例】
多重債務者生活再生事情とは、社会福祉法人東京都社会福祉協議会が、東京都の補助を受けて基金を設置・運用している制度。一般社団法人生活サポート基金が生活相談を行い、中央労働金庫が貸付を行う事業のことを指します。「消費者金融などからの借金だけでなく、家賃や税金も滞納している」といった場合に相談にのってくれます。
(参考元:東京都多重債務者生活再生事業)
東京都生活再生相談窓口:多重債務や金融機関からの借入ができないなど金銭的な問題を抱えている方の生活再生を支援する東京都多重債務者生活再生事業
東京都生活再生相談窓口は多重債務・債務整理・債務相談等の生活再生を目的とした貸付やカウンセリング・コンサルティングを行います。

おまとめローンおすすめのまとめ

この記事でもお伝えした通り、おまとめローンの審査は決して甘くはありません。

ただ、おまとめローンを扱っている銀行や消費者金融が審査時にチェックするポイントは、ある程度共通していることはご理解いただけたかと思います。

おまとめローンの契約をスムーズに終わらせるコツは、審査で見られるポイントを見極めたうえで、申込条件にマッチしたローンに申し込むことです。

地方銀行が扱うおまとめローンによっては、居住地域が限られる場合もありますので、各ローンの商品概要書などをよく確認してから手続きするようにしましょう。

この記事を書いた人

嶋 拓人

過去にアコム、三井住友銀行カードローン、レイクなどから500万円借りた経験あり。また、自身が保証人になったことから個人再生をし、再起した経験を持つ。その際に身につけた知識と経験を基に、お金に関するWEBライターをしている。現在FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)を勉強中。

この記事の監修者

木山浩二

国家資格の第1回貸金業務取扱主任者試験合格。中堅消費者金融に約15年勤務し、入社後約7年で大型店の店長となる。融資受付から審査の決裁、延滞管理まですべて行う。弁護士との任意整理交渉、特定調停、個人再生、破産、過払い金返還請求などの債務整理業務や、債権者からの貸金訴訟、支払い督促、強制執行(動産・不動産)も経験済み。現在はFPの知識を深め、お金に関するWEBメディア制作を行っている。

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